お笑い芸人の千原ジュニアがMCを務めるカンテレのバラエティ番組『千原ジュニアの座王』初の全国ネットスペシャル『笑いの総合格闘技! 千原ジュニアの座王』が、きょう4日(23:00~24:00)にフジテレビ系で放送される。

  • (左から)小杉竜一、千原ジュニア、竹上萌奈アナ=カンテレ提供

この番組は、芸人たちが「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などのお題が書かれたイスを使ってイス取りゲームを行い、座れなかった芸人は、「このお題であいつだったら勝てる!」と思う芸人を指名。指名された芸人のイスに書かれたお題に沿って芸を披露し、2人のうちどちらが面白いかを、審査委員長が判定するというものだ。

プレイヤーは、放送開始からこれまでで前人未到の通算200勝を達成し、番組では“座王の鬼”と呼ばれている笑い飯・西田のほか、キャイ~ン・ウド鈴木、ハリウッドザコシショウ、ロバート・秋山、ロバート・山本、ミサイルマン・岩部、友近、R藤本、フルーツポンチ・村上、見取り図・盛山、見取り図・リリー、阿佐ヶ谷姉妹・江里子、阿佐ヶ谷姉妹・美穂、霜降り明星・粗品、ゆりやんレトリィバァという面々だ。

収録を終えたジュニアは「初の全国ネットスペシャルということもあってなのか、メンツの層の厚さから来るものなのか、かなりの緊張感でしたね」とひと言。審査委員長のブラックマヨネーズ・小杉竜一は「完全にその緊張感が僕に伝染しました」とこれまでレギュラー回やチャンピオン大会でも審査委員長を務めたものの、そのいずれとも違う雰囲気だったことを明かした。

また、ジュニアは「これだけバラエティマスターがそろっているのに、最初ちょっと空気が重いのは、芸人が本気やっていうのが出ているんですよ。前半他の芸人の解答に誰も笑わへん。それがかえっておかしかった。バラエターのはずやのにただのファイターやった(笑)」と“笑いの総合格闘技”たるゆえんを。そしてジュニアが「本当にスキというか、気が抜けないメンツでしたね。初出場ですけど秋山とか友近なんかもさすがって感じでした」と印象に残ったプレイヤーを挙げると、小杉は「大喜利とかをするタイプじゃないと思っていたロバ―トの山本が出ているんですけど、その戦いぶりが気になっていました。やっぱり同じマンションなんで」と同じく初出場のロバートを挙げたものの、その理由は意外なものだった。

「座王」について、考案者であるジュニアに改めて番組への思いを聞くと、「本当に(テレビを)パッとつけて何をやってるか分かるバラエティ純度100%のお笑い番組。数少ない中のどこに出しても恥ずかしくない1本だと思うので、これを機にたくさんの方が見られる環境になればいいなと思います」と話し、初めて見る人に注目してほしいところは「いろんなカテゴリーがある中で、本当に残酷な“オレこいつよりおもしろいと思ってます”ということをまず宣言してから戦うところです。そのシステムも含めて非常に面白い番組やと思います」とアピールした。