子役の寺田心が主演を務める映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(6月13日公開)の新キャストが27日、明らかになった。

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』

同作は1968年からの3部作、2005年の平成版とヒットを記録した映画『妖怪大戦争』の令和版。フォッサマグナに眠る古代の化石たちが1つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変え、東京を向かうという未曾有の事態に、妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県・所沢市の小学生・渡辺兄(寺田)が「世界を救う勇者」に選ばれ、妖怪たちとともに大冒険を繰り広げる。

この度、人気YouTuberのHIKAKINの出演が決定。HIKAKINが演じるのは「ひかきん」という妖怪動画投稿サイト「妖Tube」で絶大な人気を誇る妖Tuberだ。妖怪の間ではかなり有名で妖怪の行く末を案じており、世界妖怪会議“ヤミット”にも出席している。特徴は、顔中に浮かび上がる黒い模様で、トレードマークであるメガネはそのままに、HIKAKIN得意の変顔を“妖怪らしく”見せるため、二重あごが映えるように計算されたこだわりのメイクとなっている。

そんな「ひかきん」は、劇中、日本の妖怪と世界中のモンスターが一堂に会する世界妖怪会議“ヤミット”のシーンに登場する。ぬらりひょん役の大森南朋、姑獲鳥役の安藤サクラ、猩猩役の大倉孝二、天狗役の三浦貴大、雪女役の大島優子など、錚々たる俳優たちと共演を果たしている。この度解禁されたシーンは、突如現れた「妖怪獣」をめぐりヤミットで波乱が巻き起こる場面。海を目指し突き進む巨大な「妖怪獣」が、東京を通過しそうになっていることが発覚するが、実は東京には“あのお方”が封印された結界があり、このままでは絶体絶命のピンチに!!すると突然小豆洗い(岡村隆史)がおもむろに小豆を洗い出し、思わず「ひかきん」が「ややこしいタイミングで小豆洗うな!」とツッコミを入れる…という、なんともシュールなシーンに仕上がっている。

HIKAKIN コメント

今回の妖怪役では、人間っぽくならないように、かつ、自分の良いところをビビらず思い切り出すというところに徹しました。意識したのは、いかにいつもよりさらに良い変顔をするか。メイクも、変顔をした時の二重あごが映えるようにやってもらいました。
三池監督は初めてお会いしましたが、すごく優しく柔らかく接してくださいました。素顔がHIKAKINだとわかるメイクなので、「人間っぽい動きをしないで」ということだけ言われましたね(笑)。思い切ってやったので、人間っぽくない仕上がりになったと思います。現場に入ったら、とんでもない豪華なセットと大勢の妖怪がいたので、テンションが上がっちゃいましたね! (招き猫のような定番のポーズは)映画館でも「あれ、HIKAKINじゃない?」と一発でわかっていただきたく、劇中でもやってしまいました。だけど、普段動画を撮っている時にはない空気や緊張感をしっかり感じながら、息を止めるぐらい集中して挑んだつもりです!
最後に、自分をもし妖怪に例えるなら、「妖怪あごねずみ」ですかね(笑)。

三池崇史監督 コメント

以前から、HIKAKINさんは実は妖怪ではないかと疑っていました。そうでなければ、「あれほど人の心をガッツリ掴んで楽しませることなんて出来ない」と思っていたのです。当たりでした。真摯に全力で演じてくれる紳士で優しい妖怪でした。映画界に来てくれてありがとう