明治安田生命保険は4月26日、 「家計」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2021年3月29日~31日、調査対象は20~79歳の既婚者、有効回答は1,620人。
コロナ禍で約4割が年収減も実感
コロナ禍により年収に影響はあるか尋ねたところ、「今現在減少した」「将来減少する(と感じる)」と答えた割合は、合わせて4割近い37.3%に上った。職業別では、既に年収が減ったとの回答は、「自営業・自由業」(32.3%)と「パート・アルバイト」(24.5%)が多かった。一方、将来減る(と感じる)との回答は、「会社役員・経営者」(29.0%)や「会社員」(22.7%)が多く、職業により影響を受けるスピードに差があることがわかった。
今年の貯蓄額(平均)は前年比173万円減の1,339万円と、3年ぶりに減少。貯蓄が減ったと回答した人を職業別にみると、既に年収減の影響が大きかった「自営業・自由業」(36.8%)と「パート・アルバイト」(28.4%)が上位に入った。
夫婦のお小遣い(平均)について調べると、妻は前年比1,778円増の2万827円だったのに対し、夫は同1,658円減の3万2,061円と、2年連続で減少した。
ゴールデンウィーク(以下、GW)の過ごし方については、「自宅で過ごす」(64.1%)と「未定」(20.1%)の合計が昨年に続いて8割以上を占め、今年も巣ごもりGWになることが予想される。GWの予算については、3割近い27.5%が「減らす」と回答。予算額(全体平均)は2万463円で、前年の2万3,010円から約2,500円減少した。