特撮ドラマ『魔進戦隊キラメイジャー』で押切時雨/キラメイブルーを演じた俳優・水石亜飛夢が、ひとり親家庭を対象としたフードバンク「グッドごはん」を運営する認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンと連携し、ひとり親家庭支援に食糧支援をするためのクラウドファンディング「#Be A HEROプロジェクト」を実施する。

一年間にわたってヒーローとして子どもたちに夢を与え続けてきた水石。今回の取り組みのきっかけは、小さな子を抱えた母親からの一通の手紙であったという。

水石は「収入も減り、限界まで働いている親御さん。お子さんに食べさせるのが精一杯で、自分は食べるものすらない。そんな家庭が、知られていないだけでたくさんあると知りました」と、振り返る。同時に「自分が当たり前に過ごしていた環境が、当たり前ではなかった」ことに気づいたという。

今回の支援については水石自身が調べ、国際NGOグッドネーバーズ・ジャパンが運営する「グッドごはん」という支援活動にたどり着いた。彼が事務所に相談してグッドネーバーズと相談し、「#Be A HEROプロジェクト」を始動する運びとなった。

「#Be A HEROプロジェクト」では、300万円を目標に4月4日(日)よりクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて支援金募集を開始する。クラウドファンディングプロジェクトは、All in 形式であり、5月27日(木)23時まで募集。

クラウドファンディングによる支援金使途は、ひとり親家庭にとって食費の圧迫が大きくなる夏休みの期間(2021年7~8月)に、国際NGOグッドネーバーズ・ジャパンが運営するフードバンク「グッドごはん」を通じて、1世帯当たり約5000円の生鮮食品を提供する。300万円を達成した際には、約500世帯への配付が可能となる。詳細についてはプロジェクトサイトより。

水石亜飛夢 コメント

僕はこの一年、スーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊 キラメイジャー』に出演させていただきました。
ヒーローになることが、昔からの夢でした。それだけ幼い自分は、ヒーローという存在に救われていたからです。だからこそ、自分がヒーローという役をもらい、コロナ禍の今、何ができるだろう。そう思ってこの期間を過ごしてきました。
お子さん向けにインスタライブをやってみたり、なるべく背中を支えられるようなメッセージを発信してみたり、自分自身、やれることをやってきました。
その結果、お手紙、絵やメッセージ、小さなお子さんから大人の方まで、たくさんの方から反響をいただきました。ご家族で放送や配信を楽しみにしてくださったり、自粛期間の苦しい思いをする中でも未来へ希望を持ってくださり…。"ヒーロー"という存在の力を身をもって実感できた、この一年でした。
これまでの自分の活動では、キラメイジャーという作品や僕のことを知ってくださっている方にしか、元気を届けられていないことに気づいたのです。
「キラメコウゼ」そんな言葉をテーマに走ってきた戦隊でした。
でも…ご飯も満足に食べれていないのに日常でキラメける訳ないんじゃないか?
食べるということは身体だけじゃなく、心の成長にも繋がる本当に大切なことじゃないですか。
少しでも元気の出るものを食べて、少しでもキラキラした日々を送ってほしい、そう思いました。

でも僕だけの力じゃ限界があります。だから皆さんの力をお借りしたいのです。
ただ、自分は小さい頃から漠然と「誰かの役に立ちたい」そんな思いがありました。
僕と同じ思いを抱えているけど、何をすればいいか分からない。そんな方もいるのではないでしょうか?
今回のクラウドファンディングが第一歩、きっかけになれば幸いです。一人一人では微々たる力でも、集まったら大きなものになります。そして、あなたも誰かのヒーローになってあげてください。それはきっと簡単はことではありません。でもその勇気と一歩が、誰かの救いに間違いなく繋がります。
どうぞお力添えを宜しくお願いします。