映画『騙し絵の牙』(3月26日公開)の公開前夜祭が25日に都内で行われ、大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市、吉田大八監督が登場した。

  • 左から吉田大八監督、中村倫也、池田エライザ、宮沢氷魚、大泉洋、松岡茉優、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市

    左から吉田大八監督、中村倫也、池田エライザ、宮沢氷魚、大泉洋、松岡茉優、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市

同作は塩田武士が大泉を主人公に当て書きし、表紙モデルにも起用した同名小説の映画化作品。創業一族の社長が急逝した大手出版社「薫風社」で、会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。

舞台上の背景には布がかかっていたものの、「ああ! 見えちゃった!」(松岡)、「見ないで〜!」(大泉)と、取れて後ろに隠されていた大泉の写真が見えてしまうハプニングも。松岡が「ああもう戻らない。さよなら」と嘆き、「何のタイミングで見える予定だったんですか?」と尋ねると、実は「もっと早いタイミングで布が落ちるはずだった」という回答で、大泉は「逆に遅くなってんの!?」と驚く。さらに、そもそも観客の前でセッティングしていたために全員が後ろに何が隠されていたか知っていたことも明かされ、大泉は「ずっとグダグダなの? なんなのよ」とぼやいていた。

「クセモノぞそい」という作品にちなみ、自分のクセモノ感について聞かれると、大泉は「髪はクセですよ。クセありますよそれはね。ずっとクセですからね」と言いつつ、意外にも自身は常識人だという。池田から「クセモノ転がし」と表されると、大泉は「妖怪みたいに言いますけど!」とつっこみつつ、「でも、クセのある方嫌いじゃないです。内の劇団のメンバーもクセのあるものだらけですからね」と納得していた。

最後に大泉は「なんとか、おおいに様々なところで宣伝していただいて盛り上げていただければ。 #ダマキバ 、みたいなことでね」とSNSを推奨するものの、「いつも私言うんですけど、『私、今まであんまり大泉好きじゃなかったけど今回は良かった〜』って書くんですよ皆さん!『洋ちゃん良かった〜!』って言うと、ただのファンが褒めたって思われちゃうから!」と注意。「『あんま好きじゃないけど今回の大泉は良かった』って書くと真実味が増すわけです。そう言うと必ず『そうやって言われたから書いたよ洋ちゃん!』って書くバカがいるんだ! ダメだって! 真剣に書いていただいてね」と説明していた。