TikTokやInstagram、YouTubeを中心に活動、SNSの総フォロワー数500万以上を誇るSNS界のニューヒロイン、なえなの。Z世代の男女を中心に注目を集め、雑誌モデルやテレビ出演など活躍の幅を広げている。「いま日本の女の子が一番なりたい顔」とも称されているが、当の本人は反響をどう受け止めているのか。同世代を魅了する“かわいい”の追求、20歳を迎えての心境の変化、そして将来の夢などを聞いた。

  • なえなの

トレンドの発信源として多くの同世代を魅了するなえなの。「いま日本の女の子が一番なりたい顔」とも称されるかわいさの秘訣を尋ねると、「それは自分で言っているわけではないので、自分自身で納得しているわけではないんです(笑)」と、謙遜な答えが返ってきた。「『日本の女の子が一番なりたい顔』って言ってもらった時に賛否両論があり、『私もなりたい』という意見は、もちろんそのままうれしいのですが、『自分はそうは思わない』という意見もあります」

価値観の問題なので、賛否両論あるのは自然なことだと彼女は言う。問題は、それをどう受け止めるか。「人によって、かわいい、かわいくないの感じ方が違うと思いますが、マイナスな言葉を言われた時に、自分の中でマイナスに捉えないで、かわいくないと思われないくらい頑張ろう、ダイエットしよう、メイクを研究しようとか、自分にプラスになるようにしています」と話す。

要は、モチベーションに変えていくことが大事なのだ。「SNSでは最近、『服が似合ってない』、『メイクがおかしい』といったマイナスなコメントも見かけますが、もし言われても、そんなに受け止めないで、ポジティブに考えています。自分が思う“かわいい”を信じて、かわいくなっていったほうがいい。私の場合はモチベーションになります」。

かわいさの追求は、地道な努力の積み重ねが背景にある。その一つがダイエット。彼女のYouTubeでは、おうち焼き肉の動画もあるものの、陰では努力を怠らないという。「ダイエットは高校卒業の時からずっとしています。高校卒業後に9キロ落として、そこから1~2キロ戻ってキープしています。YouTubeを始めた時も減量中くらいだったのですが、去年からモデルのお仕事もさせていただいているので、最近はモチベーションも上がって頑張っています」。

その方法は糖質制限に近いもの。「食事を減らすことをメインにやっていて、炭水化物を抜く、白米を食べない、パンを食べない、麺を食べない、です。あとはお水を1日2リットル飲むとか、簡単にできるものを調べてやっています。お菓子を食べないというのも意識しています。お菓子好きなんですけど、あると食べてしまうので買わない(笑)。夜中もお腹が空いてしまうのですが、明日の朝起きてから食べようとか、踏ん張って我慢しています(笑)」と日々の努力を明かす。

とはいえ、まだハタチ。時には爆発することもあるそうで、「イベントの時やクリスマス、お正月ですかね。まあいいかなって自分の中で思える日は、お寿司とか食べちゃうかもしれないです」とはにかむ。