JR東日本は9日、「東北デスティネーションキャンペーン」(東北DC)のキャッチコピー「巡るたび、出会う旅。東北」を象徴する列車として、「リゾートあすなろ」「風っこ」「とれいゆ つばさ」などを乗り継ぎ、東北6県を周遊する団体専用列車「巡るたび、出会う旅。東北号」を運行すると発表した。6泊7日の旅行商品として、2月12日に発売される。

  • 山形新幹線「とれいゆ つばさ」

JR東日本では、東日本大震災から10年の節目を迎えるにあたり、地域の活性化や4月から開催される東北DCに向けた取組みを進めるとのこと。吉永小百合さんを起用した「大人の休日倶楽部」CMの「東北総集編」を放映するほか、大型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」のオープン、東北への旅行に便利な特別企画乗車券の発売も予定している。

東北DCのオープニングに合わせ、4月3日に東北・秋田新幹線で団体専用列車「東北DC復興号」(東京発新青森・秋田行、E5系・E6系を使用)を運行。4月3~9日には、東北DCキャッチコピー「巡るたび、出会う旅。東北」を象徴する列車として、団体専用列車「巡るたび、出会う旅。東北号」も運行される。「リゾートあすなろ」「風っこ」「とれいゆ つばさ」をはじめ、E653系や三陸鉄道レトロ車両などを乗り継ぎ、東北6県を周遊する6泊7日の行程で、旅行商品「『巡るたび、出会う旅。東北』号で巡る東北周遊7日間」が発売される。

この旅行商品では、4月3日に仙台駅から「リゾートあすなろ」に乗車し、福島駅経由でいわき駅へ。バスに乗り換え、Jヴィレッジで1泊する。4月4日はJヴィレッジ駅からE653系に乗車し、小牛田駅から「風っこ」で女川駅まで往復した後、鳴子温泉駅へ。4月5日は鳴子温泉駅から「リゾートあすなろ」、釜石駅から宮古駅まで三陸鉄道レトロ車両に乗車。4月6日は宮古駅から「リゾートあすなろ」に乗車し、八戸駅を経由して青森駅へ。バスに乗り換え、弘前で1泊する。

  • 三陸鉄道のレトロ列車

  • 4月3日に東京発新青森・秋田行の団体専用列車「東北DC復興号」(E5系・E6系)も運行される

4月7日は弘前駅から「リゾートあすなろ」に乗車し、五能線の五所川原駅・千畳敷駅を経由して秋田駅へ。4月8日も秋田駅から鶴岡駅まで「リゾートあすなろ」に乗車し、バスに乗り換えて天童へ向かう。4月9日は天童からバスで山形駅へ向かい、「とれいゆ つばさ」に乗車。福島駅で「リゾートあすなろ」に乗り換え、仙台駅に到着する行程となる。

「『巡るたび、出会う旅。東北』号で巡る東北周遊7日間」はびゅうトラベルサービスが企画・実施し、募集人員(全体)は75名。旅行代金は東京駅発着で22万~24万9,000円とされ、2月12日13時から販売を開始する。