俳優の結木滉星ら、テレビ朝日特撮枠ドラマ経験者の俳優5人がオムニバス形式で主役を務める「TELASA(テラサ)」初のオリジナルドラマ『主夫メゾン』(全6話)が、26日から配信スタートする。1話と2話は同時に、3話以降は毎週金曜日に1話ずつ配信される。1話は無料で視聴可能。
同ドラマは、「主夫」にスポットを当てたハートフルラブコメ。結木のほか、稲葉友、奥野壮、磯村勇斗、瀬戸利樹が理想の主夫に変身する。
舞台となるのは、専業主夫家庭限定のマンション「メゾン・ド・オット」。東京・渋谷の一等地にあるオシャレな2LDKなのに、家賃はたったの月5万円。超好条件マンションに住むため、勢いで主夫になった神谷リク(結木)が、妻と共に引っ越してくることから物語は始まる。そこには優しすぎるベテラン主夫・小宮謙太郎(稲葉)、妻のいいなりチューバー主夫・白木波瑠(奥野)、完璧主義な悩める主夫・大友龍之介(磯村)、プライド高めな俺俺主夫・牧田伸(瀬戸)が。妻を愛する気持ちは本物だが、それぞれの事情を抱える5組をオムニバス形式でフィーチャーしながら夫婦愛を描く。
出演者、プロデューサーからのコメントは以下の通り。
■結木滉星
『主夫メゾン』は男女問わず、見終わった後になんだか幸せな気持ちになって、「自分もまた頑張ってみよう!」と前向きになれる作品。台本を読んだ時から、早く撮影したいなと心待ちにしていました。しかも、主夫を演じる皆さんとは全員初共演! その点でも、とても楽しみにしていました。いざ撮影に入ると、僕も含め5人とも特撮ドラマ出身ということもあって、何か通じるものを感じましたね!
僕が演じるリクは、イマドキの普通の男子。何か特別な取り柄があるわけではないけれど、素直でピュアな部分が自分でも気づかないうちに、いろんな人に影響を与えていく――そこがリクならではの魅力だと思います。実は僕自身、既婚者の役は初めてで、結婚指輪をはめるのも初めて! 最初は違和感がありましたが、今は素直に新鮮な気持ちで“幸せ者のリク”を演じています。
このドラマ、特に男性は見た方がいいと思います! まだ結婚していない人でも、親に感謝できると思うし、結婚している人だと奥さんに感謝できるな、と。“当たり前のことに感謝する”ということに気づかされると思うので、ぜひ見てほしいです。
■稲葉友
時代だなぁ!――というのが、最初に台本を読んだ時の印象でした。僕が役者を始めた10
年前だったら、きっと描かれなかった作品だろうなと思い、すごく興味深かったです。
僕が演じる謙太郎は、もともと洋食屋さんでシェフをしていたのですが、奥さんが漫画家として働いているので、家庭に入って主夫になった人です。登場人物の中でもわりと主夫歴が長いので、家事にも慣れていますし、子どもがいることもあって、しっかり家庭に入って馴染んでいる人だなと思いました。だからなのか、葛藤している部分も、ほかの主夫たちとはちょっと種類が違うんです。とにかく心が優しくて、正しい意味で気配りができる人――それが謙太郎の本質だと思いながら、演じています。
パッと見、地球を守れそうな(笑)。主夫たちが集まった『主夫メゾン』。忙しい家事の合間や移動中、湯船につかる時間など、皆さんのお好きなタイミングで見てほしいです! 役者としては「集中して見てもらいたい」という思いもあるのですが、一度流し見して、夜にもう一度見て…といったように、それぞれの生活スタイルに合った形で見てもらえたらな、と思います。
■奥野壮
『主夫メゾン』は一人一人のキャラクターに個性があって、明るくもちょっと考えさせられる。本当にいろんな要素がある作品だと思います。僕が演じる波瑠は、あまり自分の気持ちを表に出すことが得意じゃない人だけど、奥さんとはまっすぐ向き合っている男の子。奥さんと一緒に動画配信を頑張っているところなど、一本筋が通った男の子でもあるなと思いました。
実は、僕自身も「ちょっと動画配信をやってみたいな!」と思っていたので、今回の作品で体験することができて、うれしかったです。とにかく振り切って、楽しんで、撮影できました! ただ、今回は撮影方法も特殊で…。スマホではなく、自分で本格的なカメラを持って撮影したんです。本当は重いカメラを持っているのに、軽く見せないといけなくて、ちょっと大変でした(笑)。
僕は普段、家でダラダラしている時にドラマを見たりするのですが、『主夫メゾン』はまさにベッドで寝っ転がりながら、さらっと見てもらえるドラマだと思います。男性、特に既婚者の方にはぜひ見てもらいたいですね。どの世代でも楽しんでもらえるドラマだと思います!
■磯村勇斗
僕は料理をはじめ、普段から家事をやっているので、主夫はできると思います! そう言い切っちゃう一方、『主夫メゾン』という“今までありそうでなかったテーマ”のドラマに出合ったことで、「主婦っていろいろ考えているんだな」と気づかされ、改めて「男性もちゃんと家事をしたり、家庭を支えたりする必要があるんだな」と考える良い機会になりました。
今回演じる龍之介はすべてにおいて、ものすごくキッチリしている主夫。魚も自分でさばいちゃうんです。僕自身はシンプルな唐揚げが得意で、魚をさばいたことがなかったのですが、今回の撮影で体験して面白くなり、今後もやってみたいと思いました。また、子どもがいる役も今回が初めてでしたが、思う存分疑似体験させていただきました。実際自分に子どもがいたら、龍之介ほど几帳面にはなりたくないですが(笑)、子どもにずっと愛を注いでしまうんだろうなぁと想像してしまいました。
『主夫メゾン』は、これまで家事を全然やっていなかった旦那さんも「ちょっと家事やってみようかな」と思えるドラマになっていると思います。このドラマきっかけで、奥さんが旦那さんに「ちゃんと家事やりなさいよ!」とけしかけて、夫婦ケンカにならないことを祈っています(笑)。
■瀬戸利樹
僕が演じる伸は視聴者の方々には「何だ、コイツ!?」と思われそうですが、その言動から人間の弱い本質が垣間見えて、共感もしてもらえそうな“リアルな役”。太陽のように包み込んでくれる妻とのバランスも面白いな、と思いました。僕自身はあまり「諦める」ということをしないので、そこは伸とは違うのですが、共感できる部分もあります。というのも、僕は働きたいけれど、家事も嫌いじゃないんですよ。掃除も大好きだし、特に料理は得意。僕が作るナポリタンと生姜焼きは世界一だと自負しているんですよ(笑)! なので、主夫はいいなと思いました。ただ、洗濯だけは苦手…。将来のお嫁さんは、洗濯だけはやってもらえる人がいいな、と願う今日この頃です(笑)。
『主夫メゾン』は、ぜひとも主夫の方たちに見てもらいたい作品。いろんなタイプの主夫が出てくるので、結婚されている方にはお気に入りのキャラクターを見つけてもらいつつ、「いろんな人生や生活があるんだな」と興味深く見てもらえたら、うれしいです。もちろん、結婚していない方にもオススメ。いろんな理想を抱きながら、このドラマを見てもらえたら…と思います!
■大川武宏プロデューサー(テレビ朝日/TELASA)
結婚したら家事は誰がやるのか? 付き合っている時は男女共に避ける話題だと思います。
本作の舞台「主夫世帯限定マンション」に住む5組の家庭。妻が働いている間に夫は何をしているのか? そんなのぞき見するようなドキドキとワクワクをまずは楽しんでください!
男たちは、頭では分かっているつもりでも、実際に主夫を始めると戸惑いと悩みだらけ。24時間勤務、休みなし、評価制度なし、給料もなし、出来る事と毎日やり続けることの違い。今まで当たり前と思っていた、女性の苦労やストレスに夫たちも気づいていきます。その先にある本当の愛情とパートナーへの敬意! 男女雇用機会均等法制定35年、働き方改革、リモートワーク推奨など、新しい生活様式に即したラブコメディーです。