子育てには大きな喜びと同時に、さまざまな苦労もつきもの。とくに昨今のコロナ禍にあっては、今まで以上に育児に難しさを感じている人もいるかもしれない。
世の中の子育て中のママや、あるいは過去に子育てをしてきた人は、どんなことを経験してきたのだろうか。今回は子育ての経験があるマイナビニュース女性会員281人に「これまでに子育てを『やめたい』と思った瞬間があるか」を聞き、その理由や、子育てに疲れた時の対処法などについて教えてもらった。
子育てを「やめたい」と思った瞬間とは?
Q.これまでに子育てを「やめたい」と思った瞬間はありますか?
「ある」(55.2%)
「ない」(44.8%)
Q.子育てを「やめたい」と思ったのはどのような時ですか? 具体的に教えてください(自由回答)
■「言うことを聞かない」
・「子どものイヤイヤ期で、何をしてもイヤと言われて、育児本などを参考にしても役に立たず、どうしたらいいのかわからなくなってしまった時」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「ご飯を食べなかったり、服を着なかったり、自分の体調が悪い時に子どもが言うことを聞いてくれなかった時に絶望を感じて、やめたくなる」(34歳/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもが反抗期で何を言っても話が通じず、どうしても分かり合えない中、関係がどんどん悪化してしまった中学生の頃に、母親であることから逃れたくなってしまったことがある」(58歳/官公庁/事務・企画・経営関連)
■「うるさい・暴れる・夜泣き」
・「夜泣きの凄さでいつも憂鬱でした」(58歳/その他/その他・専業主婦等)
・「初めての子育てで、泣き止まない夜は途方に暮れていた」(53歳/その他/その他・専業主婦等)
・「下の子が産まれてから赤ちゃん返りをして、ちょっと思い通りにならないと2時間位泣き叫び続けた時」(28歳/その他/その他・専業主婦等)
・「仕事と家事に加え、夜泣きに毎日悩まされ、夫が全く起きてくれなかったときに辛かった」(49歳/文具・事務機器関連/事務・企画・経営関連)
・「第一子で、ずっと泣きっぱなしで睡眠不足になり、一時期育児ノイローゼみたいになった」(55歳/その他/その他・専業主婦等)
■「気持ちに余裕がない/頼れる人がいない」
・「主人が全くノー タッチで土日もいなくて、一人で大変でよく泣いていた時」(69歳/その他/その他・専業主婦等)
・「産後鬱になったため、育児は大変だった。子どもが風邪等で薬を嫌がったり等、些細な事も思春期も全て色々大変だった。精神的に余裕があったら、子どもにおおらかに優しく育ててあげたかった。反省ばかりです。でも子どもの存在は感謝です」(55歳/その他/その他・専業主婦等)
・「仕事と家事の両立が難しく、夫の協力も得られなくてストレスで体調を崩した時」(40歳/サービス/事務・企画・経営関連)
■「思うような子育てができないと感じる」
・「子どもは別人格とわかっていても、思い通りにいかなかった時はやめたいと思います」(64歳/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもがあまりにへなちょこで、私だったらこうするのに、と思うことが重なって、心配といら立ちでストレスがたまる時」(58歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自分の気持ちに余裕が持てない時に、思うように伝えられずにイライラしてしまう」(44歳/その他/その他・専業主婦等)
■「その他」
・「毎日毎日、姉妹喧嘩をする時」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自分の体調が悪くて苦しかった時に、子どもが喧嘩ばかりして困った」(60歳/その他/その他・専業主婦等)
・「夜、気軽に飲みに行きたいと思った時」(31歳/設計/その他・専業主婦等)
・「ママ友との付き合いが嫌になった時」(48歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
半数以上の女性が、これまでに子育てを「やめたい」と思った瞬間があると回答。その理由は、「子どもが言うことを聞かない」「頼れる人がいない」「思うような子育てができない」など、子育てのステージによってもさまざまなようだ。
では、子育てでストレスや疲れがたまっていると感じた時、ママたちはどのように対処しているのだろうか。次のページでは、アンケートで集まったママたちのストレス解消法を紹介する。