近年、子育てに積極的に参加する男性の存在がクローズアップされ、いわゆる「イクメン」という言葉もすっかり定着した一方、パートナーの協力や理解が得られず、子育てに孤軍奮闘している女性の苦労を耳にする機会もまだ多い。今回は子育ての経験があるマイナビニュース女性会員281人に「子育てにおいて夫と価値観が合わないと感じるのはどんな時か」などを聞いた。

  • 子育てにおいて夫と価値観が合わないと思うことは?(画像はイメージ)

子育てにおいて夫と価値観が合わないと思うこと

Q.子育てにおいてご主人と価値観が合わないと思うことはありますか?

「ある」(68.0%)
「ない」(32.0%)

Q.ご主人と最も価値観が合わないと感じるのはどんな時ですか?

1位「しつけや子どもとの接し方について」(49.2%)
2位「子どもの教育や進学について」(15.7%)
3位「金銭面」(12.0%)
4位「日々の生活リズムについて」(11.0%)
5位「住む環境や地域について」(6.3%)
6位「食事や健康面について」(4.2%)
7位「その他(自由回答)」(1.6%)

Q.その内容について具体的に教えてください教えてください(自由回答)

■「しつけや子どもとの接し方について」

・「行儀作法など主人はまったく気にならない人で、考え方が違いました」(59歳/その他/その他・専業主婦等)
・「のびのび育てたい夫と、躾をしっかり教えたい私の価値観が合いませんね」(38歳/教育/専門サービス関連)
・「子どもが喧嘩したり、いざこざでぎゃーぎゃー騒いでいても、我関せずを貫くところ」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「旦那はすぐに何でも買ってあげる傾向があり、私はお金の有り無しの問題ではなく、甘やかすことは本人によくないと思っているので、贅沢はさせないでほしいと思っている」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自分自身が過保護気味なので、いつも主人にたしなめられる」(69歳/その他/その他・専業主婦等)
・「主人は『可愛い子には旅をさせろ』タイプだが、私は手をかけてあげたい方だから」(50歳/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「新型コロナウイルスの件でもそうだが、危機意識がとても低く、価値観が合わないなと感じる。こちらから言わないと受け身で、すぐテレビや動画を見せたがる」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「父親は子どものいいなりになって、反抗されると全て要望を聞き入れてしまい、子どもは最終的には必ず自分の思いどおりになることを学んでしまった」(58歳/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「今は子どもたちは家を出て自立して生活しているが、夫はまだ結婚していない子どもに、母親の私が結婚を勧めなければいけないと言う」(68歳/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもに接してくれないので、自分の子どもなのに嫌いなんだと思っていた」(69歳/その他/その他・専業主婦等)
・「今は主人も年齢を重ねて話を聞いてくれて、自分の考えも言ってくれますが、その当時は『全てお前にまかせる』、何かあると『お前の育て方が悪いから』と。さすがに悲しくなりました」(61歳/その他/その他・専業主婦等)

■「子どもの教育や進学について」

・「教育や進学について関心がまるでない」(43歳/その他/その他・専業主婦等)
・「私は子ども本人の進みたい道を受け入れてあげたいと思うが、学費やらのことをウダウダ言って諦めさせようとするところ」(46歳/電力・ガス・エネルギー/技能工・運輸・設備関連)
・「主人はのびのびとゆったりの方針で、私は教育をしっかりやりたい」(75歳/その他/その他・専業主婦等)
・「主人は進学校に進学させたいと思い、中学受験を考えているが、そこまでする必要性があるか悩む」(38歳/教育/専門サービス関連)
・「子どもの意見を聞き入れなかったときに困った。最終的に、子どもの意見を尊重する方向になった」(48歳/ガラス・化学・石油/その他・専業主婦等)
・「旦那はランクの良い大学をと言っているが、自分はランクよりも一生役立つ資格を取ってほしいと思っている」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「旦那が学歴至上主義のため無理やり私立中学に入れたが、学力面で苦労している」(46歳/フードビジネス/販売・サービス関連)

■「金銭面」

・「経済的に苦しいのに、夫は子どもの欲しがるものを躊躇なく買い与える」(40歳/その他/その他・専業主婦等)
・「主人はあれば使いたいタイプなので、子どもの要望についても私に相談がなく買い与えるところがあります。子どもも私だとすぐに買ってくれないので、父親へ欲しいものを言うようになり、そのことで度々ケンカになることがあります」(56歳/その他/その他・専業主婦等)
・「夫が、子どもには無理してお金があるふりをしていたため、奨学金を借りたりしていま、返済が大変です」(55歳/その他/その他・専業主婦等)
・「夫は子どもたちに、『お金さえあればなんとかなる!』とよく言っていたが、私はそれだけではないと思う」(51歳/その他/その他・専業主婦等)

■「日々の生活リズムについて」

・「大人の都合で子どもを夜遅くまで付き合わせる」(34歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「子どもの生活習慣で早寝早起きさせたいのに、子どもに早く寝なくてもいいと言うこと」(41歳/その他/その他・専業主婦等)
・「毎日の生活をしっかりするためにも生活のリズムは重要と考えていますが、夫はその面ではいい加減な感覚なので、いろいろ意見が合いません」(47歳/食品/営業関連)

■「住む環境や地域について」

・「私は便利な所に住みたかったが、夫は自然の中が良かったこと」(59歳/その他/その他・専業主婦等)
・「実家近くに住みたい私と、職場の近くに住みたい夫」(35歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「同居するうえで、母親ができるだけストレスのない中で子育てができるようにという、私の意見をきいてくれない」(37歳/教育/専門サービス関連)

■「食事や健康面について」

・「私は少しでも苦手を克服させたいのに、主人自体が偏食で意見が合わない」(45歳/通信関連/事務・企画・経営関連)
・「たくさん食べさせろとうるさかった。よく吐く子でしたので無理は禁物です。適量を食べさせていた。ちなみに子どもは中肉中背です」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝食の取り方がガッツリな私と、少しカロリーが取れればよい主人」(47歳/その他/その他・専業主婦等)

さらに次の質問では、夫との離婚を考えたことがあるかについて聞いてみた。