ミュージカル映画『Endless SHOCK』(2月1日公開)初日舞台挨拶が1日に東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、上田⻯也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里が登場した。

  • 堂本光一

    堂本光一

同作はジャニー喜多川作・構成・演出、堂本光一主演『MILLENNIUM SHOCK』として2000年に開幕した『SHOCK』シリーズを、2005年より堂本自身が脚本や演出にも参加し、内容を刷新しながら上演しているミュージカル。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。主演の堂本のほか、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、石川直、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、前田美波里が出演する。

朝から全国で上映されているが、堂本自身は「朝8時くらいに寝ましたよ。そういう生活なの、私! 舞台本番が始まったらちょっと人間らしくなってくる」と周囲を驚かせる。上田は今回の映画館上映を思いついた堂本について「光一さんって、ジャニーさんの申し子というか。後ろにジャニーさんの影があって、普通の人じゃ思いつかない発想をしてくれるので興奮しました」と絶賛。梅田が「こないだ稽古場でさらっと『YOU達さあ』と言ったんですよ。私、すっごい興奮して。『めっちゃジャニーさんみたいじゃない!?』と興奮しちゃった」と明かすと、光一は「とてもジャニーさんにはなれないですけどね」と苦笑していた。

前田は「ステージがストップしてしまったけど、20周年の記念の公演。録画すると言うことは記念にトッと雲のだろうと思って『老後の楽しみにしよう』なんてことを言ってたんですよ。そしたら大阪で映画館上映をするという話を聞いたので、光一さんって商売人でもあるなという感じも持ちました」と振り返る。無観客でドローンも含めた16台のカメラを使用し、普段は見られないカットも満載となっているが、「ジャパネスクの殺陣のシーンは本当はもっとたくさん撮りたかったんですけど、何よりも俺の体力が持たなかった。あの衣装、着てるだけで疲れちゃうんですよ」と苦労も告白した。

改めて同作について、堂本は「2005年からストーリーを変えてスタートしたんですが、何か今の時代へのメッセージも通ずる部分はあると思います。『Show must go on』は絶対に何があっても幕を開けるという意味ではなく、何か躓いた時でも振り向いてそこから歩き出す勇気が大事なんじゃないか、というメッセージがある。今という世の中に重ね合わせて受け取ってもらえたら」とメッセージを送る。映画館ではあるが「拍手はぜひしていただきたい。編集で一番難しかったんですよ。"拍手間"も想定して作ってる部分ってあるんですね。そこがないから、シーン……うわこの間どうしよう、切るに切られへんわ、まあええか」と編集時の様子を再現しつつ、「(野太い声で)『松崎〜!!』というの(応援)はやめて」と感染対策について触れた。

2月4日からは帝国劇場で『Endless SHOCK -Eternal-』も上演される。堂本は「舞台では、映画の3年後を描いた世界を演じております。ストーリー的に悲しすぎるとも言われるけど……」と紹介すると、前田は「ちょっと悲しいです。でも絆というのは本当に出ています。全てをひっくるめて、素晴らしくいい作品になってると思います」と太鼓判。堂本は「あまり自分を褒めたりするの嫌なタイプなんですけど、『-Eternal-』は我ながら感染対策も施した上で、よくできたなって。たまには自分を褒めてあげようと思います」と自信を見せた。

  • 登場した瞬間から視線を持っていく松崎祐介(左端)