あしたのチームは1月25日、「withコロナの働き方と人事評価に関する調査」を発表した。調査は12月23~25日、全国の従業員数5名以上300名未満の企業に勤める正社員で、2020年に新型コロナウイルスに関する全国緊急事態宣言発令時(2020年4月16日~5月25日)にテレワークを経験し、調査日時点で勤務先でのテレワークが認められており週3日以上テレワークをしている・勤務先でテレワークが認められておらず出社している20~49歳の男女300人人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「あなたがお勤めの会社では、テレワークを前提に人事評価制度に変更がありましたか」と聞いたところ、「変更された」(11.9%)、「変更されていない」(73.2%)、「分からない」(14.9%)となった。

  • あなたがお勤めの会社では、テレワークを前提に人事評価制度に変更がありましたか

また、現在勤務先でテレワークが認められており週3日以上テレワークしている方に、「あなたはお勤めの会社の人事評価制度について、テレワークを前提に制度や仕組みを変えてほしいと思いますか」と尋ねると、「そう思う」(21.3%)、「ややそう思う」(50.7%)、「あまりそう思わない」(22.7%)、「そう思わない」(5.3%)という結果に。

  • あなたはお勤めの会社の人事評価制度について、テレワークを前提に制度や仕組みを変えてほしいと思いますか

そして、現在勤務先でテレワークが認められており週3日以上テレワークしている方に「あなたがお勤めの会社では、テレワークにおける人事評価がうまくいっていると思いますか」と聞くと、「そう思う」(8.7%)、「ややそう思う」(42.0%)、「あまりそう思わない」(35.3%)、「そう思わない」(14.0%)だった。

  • あなたがお勤めの会社では、テレワークにおける人事評価がうまくいっていると思いますか

さらに、テレワークにおける人事評価がうまくいっていないと思う理由としては、「テレワークでの評価方法が決められておらず基準が分からない」(40代女性)、「仕組みが追いついておらず見切り発車になっている」(40代男性)、「個人の評価よりチームの評価に偏っている印象だから。チームとして達成していたらさぼっていても評価されそう」(40代男性)、「好き嫌いでの評価や『オフィス出社=仕事をしている』という誤った認識に基づいた評価が行われている」(40代女性)などのコメントが寄せられている。