愛するプニプニ「親子で楽しい絵本時間」

絵本はいつ読むのか。大人がひとりで絵本を味わいたいときは、温かい飲み物でも飲みながら、ゆったりと浸りたい時間だろう。しかし、子どもは違う。遊びたいとき、甘えたいとき、好きなもの(電車・動物など)を見たいとき。一緒に読もうよ!と激しく持ってくるのだ。文字や言葉を覚えて欲しいので、たくさん絵本を取り入れている、という考えが親的にあるかもしれないが、多分そこではない。赤ちゃん絵本のお勉強は楽しんだおまけで付いてくるもので、子どもは絵本によってつながれるコミュニケーションを求めてる。子どもと絵本は、きっと想像以上に密に結ばれている。

我が家が主に絵本を読む時間は、寝かしつけのときだ。ベッドに行く前に娘と一緒に2〜3冊(多い日は5冊ほど)選んで、その絵本たちと一緒に寝室に向かう。今では、お休みルーティーンとなり、絵本を読まないと、眠らない。0才児のときは、本人がどういった基準で喜ぶのかよくわからない。薄明かりの暗い寝室でも色と形がわかるような絵本や、飛び出す体感型絵本が多かった。つかまり立ちの時期には、好みもはっきりしていた。そのころ読み聞かせていた絵本こそ、楽しんだおまけとして、子どもの知識や音読力につながっていて、成長を感じられることが起きたりする。そういう光景を見ると、あのころ、寝落ちしそうになりながらも絵本の時間をとっていてよかった、これからもいろんな絵本に触れさせたい、としみじみ思う。子どもの記憶力はすごいのだ。