タレントの山口智充が、あす9日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE』(毎週土曜21:00~)に出演する。

  • 山口智充=BS日テレ提供

車大好きな山口の“愛車”遍歴は、物心ついた時からの歴史でもある。「3歳くらいからペダルカーで遊ぶのが大好きで、ミニカーも好き」だといい、ミニカーでの遊びもマニアックで、本物そっくりにシフトチェンジする音をまねていたそう。得意とする形態模写芸のルーツとも言えるこだわりに、矢作兼も「リアリティを求めてる。だからモノマネがうまいんだ」と感心しきりだ。

父が運転するマニュアル車に憧れ、すっかり車好きになった山口。父が当時、乗っていた「日産バイオレット」と感動の再会を果たす。ところが、バッテリーが上がってしまい、エンジンがかからないというアクシデントが発生。「本当に眠ってしまいました」と焦る山口だが、無事エンジンがかかると、「めちゃめちゃいい。楽しい!」と上機嫌でドライブを楽しむ。

そんな山口が、初めて自分の愛車を手にしたのは30歳。「ホンダ シビック フェリオ」だった。「マニュアル車」「チャイルドシートを付けられる」「セダン」と3つの条件から、夜な夜な中古車販売店を自転車で駆け回り、自ら見つけたという。憧れだったサファリパークに家族を連れて行くも、キリンが車内に首を突っ込む大ハプニングで子供は大泣き。それでも、ヨダレだらけになった車を洗車しながら、「車を持った実感が沸いた」という。

その後は、ファミリーカーの「トヨタ ノア」から商用車の「トヨタ プロボックス」、さらには「トヨタ ハイエース」と、芸能人らしからぬ愛車のチョイス。「職人好き、道具好き、プロという言葉がバシッと来て」と、独特な感性も披露する。

今の愛車は「三菱 ジープ」。幼少のころからミニカーで持っており、「子供の時から欲しかった」という。17年前、ついに手に入れた夢の愛車は、まさに質実剛健。「タフ」「シンプル」「アクティブ」というジープ精神があることを知ると、「人として、自分自身がこうでありたい」と思っていたという山口も驚く。

当時4~5歳だったという愛息とともに、納車に臨んだエピソードをも披露。帰り道、息子からかけられた忘れられない一言に、「本当に欲しいものを手に入れたという実感がグワーっと沸いて、東名高速で前がにじんで来て…」と振り返る。車への愛、家族への思いがにじむ逸話に、矢作も「話を聞いただけでちょっとヤバい」とグッと涙をこらえる。

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