『仮面ライダーゼロワン』で主人公・飛電或人(仮面ライダーゼロワン)を演じ、『先生を消す方程式。』では狂気に満ちた生徒役を熱演した俳優の高橋文哉(19)。ヒーローから悪役への振り幅で視聴者を驚かせ、演技力に称賛の声が上がった。
昨年12月18日に『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』が公開を迎え、盛り上がりを見せている中、同26日に1st写真集『架け橋(かけはし)』が発売された。10代最後の今の姿だけでなく、幼い頃の秘蔵写真も掲載。高橋の成長を知ることができる。高橋にインタビューし、写真集の撮影裏話とともに、どんな子供だったか話を聞くと、高橋の人柄やその背景が見えてきた。
高橋にとって初めての写真集。「素直にすごくうれしいです。自分しか載ってない本がこの世にできるというのが、うれしかったです。撮影のときは実感はまだありませんでしたが、写真が並んでいるのを見たり、インタビューしていただいたりすると、本当に僕の写真集が出るんだなという気持ちになりました」
撮影は、昨年2月と7月に実施。冬はスノーボードに挑戦し、自身念願の雪見風呂でも撮影を敢行、夏はプールではしゃぎ、夕暮れの海では大人の表情を見せた。
特に印象に残っている撮影は、やはり自ら志願した雪見風呂とのこと。「やりたいことを聞かれたときに、真っ先に『雪見風呂』と答えました。温泉もすごく好きだし、ウィンタースポーツも好きなので。雪見風呂は1度だけ入ったことがあるんですけど、あんまりゆっくりできなくて、やりたいことを考えときに雪見風呂が出てきました」
人生2度目の雪見風呂はじっくりと楽しむことができたようで、「すごく気持ちよかったです。のぼせてしまうくらい浸からせてもらったので、表情がリアルで、素直に楽しみました」とうれしそう。「そのあとに浴衣を着て涼んでいるところも撮っていただき、プライベートをカメラが追ってくれたみたいな感じですごく不思議でした」と振り返った。
1回目の雪見風呂体験について尋ねると、「2人の兄と入ったんですけど、兄2人対僕1人になって雪のほうに担がれ、雪山で裸ではしゃぎ、いい思い出でもあるんですけど、冷たいし痛いし、というのもあってすごく印象に残っています。小6、中1くらいだったと思います」と明かした。
雪見風呂の撮影とあわせて、スノーボード姿も撮影。「すごくかっこよく撮ってもらいました。プロのスノーボーダーかのように顔も決めていて(笑)」と、仕上がりに大満足のようだ。
ちなみに、スノーボードは兄の影響で始めたという。「得意というほどではないですが、すごく好きです。ずっとスキーをやっていて、中学3年生の頃にスノーボードが流行り出して、兄が先にやっていたんですけど、その姿がかっこよくて、『僕もやりたい』と言って一緒に練習するようになり、転ばないくらいには滑れるようになりました」
夏のプールの撮影では肉体美も披露しているが、肉体改造の難しさを実感したそう。「冬の撮影のときに『夏は脱ぐから』と聞いていたので、ジムに行ったり、家で毎日、腹筋背筋、腕立てをやったりしました。もちろん、前よりは変化はありましたが、思い通りに筋肉がつかなくて、こんなに大変なんだなと思いました」と語った。