2020年は新型コロナウイルスの影響から、キャッシュレスに対する価値観が大きく変わった年でもありました。特に、端末に触れることなく決済が可能なQRコード決済や、タッチ決済など非接触型決済が注目を集めました。

今回は「お得(高還元)」×「衛生的(非接触)」という切り口で、2021年に活躍しそうなクレジットカードを紹介したいと思います。

クレジットカードは従来まで還元率は0.5%が当たり前、1%あれば高還元率と言われていましたが、3%にもなる高還元率も登場しています。ぜひ気になる1枚を探してみてください。

  • プロが選ぶ! 2021年に活躍しそうなクレジットカード3選※画像はイメージ

【3%還元×LINE Pay】Visa LINE Pay クレジットカード

Visa LINE Payクレジットカード(以下、LINEクレカ)は、2021年4月30日までの期間限定で3%のポイント還元が適用されるクレジットカードです。1%あれば高還元率と言われる中で、3%の還元率はかなりお得と言えます。

還元されるLINEポイントはスマホアプリのLINE Payを利用して、街中のLINE Pay加盟店で支払いに充てることが出来ますので、使いみちに困ることはありません。

  • Visa LINE Payクレジットカード

LINE Payに紐づけて使うチャージ&ペイ

LINEクレカは、直接クレジットカードとして利用できるだけでなく、LINE Payの支払い元に登録することができます。この方法はチャージ&ペイと呼ばれます。

ただし、チャージ&ペイで利用した際には、そのまま3%の還元率が適用されるわけではなく、LINEポイントクラブのマイランクによって率が決まりますので注意が必要です。

LINEポイントクラブのマイランクでチャージ&ペイの還元率が変わる

  • LINEポイントクラブ

LINEポイントクラブのマイランクは、6カ月間に獲得したポイント数に応じて決まります。LINE Payを利用する際には、このマイランクに応じて以下の通り、チャージ&ペイ利用時の還元率が変わってきます。

プラチナ: 3%
ゴールド: 2%
シルバー: 1.5%
レギュラー: 1%

ランクが上がることのメリットは還元率アップだけではありません。ランクに応じた特典クーポンがもらえるのも魅力の1つです。

例えばプラチナ会員の場合は毎月10枚のクーポンがもらえますが、このクーポンはコンビニ・スーパー・ドラッグストアなどで使えて、最大10%割引になることも。普段使っているお店でお得に買い物することができます。

このようにLINEクレカでLINEポイントを貯めることで、LINE Payをよりお得に使うことができる仕組みとなっています。

タッチ決済で完全非接触決済が可能

カード本体にもVisaのタッチ決済機能が付いているため、対応する端末があれば、かざすだけで支払いを済ませることができます。まさに完全非接触決済が可能。衛生面が気になる方にもおすすめです。

初年度年会費無料で、2年目以降も年1回の利用で無料になります(年1回の利用がない場合、税別1,250円)

【高還元×デジタルカード】セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

株式会社クレディセゾンが発行するセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンパール・アメックス)は、2020年11月、新たにスマホ上でカードが発行されるデジタルカードに対応しました。

申し込み後すぐにデジタルカードが発行

  • セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

デジタルカードは申し込みから最短5分でスマホ上に発行されます。さらに発行後は、Apple PayやGoogle Payに登録すると、QUICPayを使った決済がすぐに利用できます。審査やカード発行に時間がかかる一般的なクレジットカードとは大きく異なる点ですね。

またスマホ決済であれば、完全非接触決済になるため、衛生面においても安心できます。

プラスチックカードは完全ナンバーレス

後に届くプラスチックカードは、国内初となる完全ナンバーレスカードとなっており、クレジットカード番号はもちろんのこと、有効期限やセキュリティコードもカード上には表示されておらず、セキュリティ上安心してカードを利用することができます。

なお、これらの番号はスマホ上で確認することができます。

QUICPayで3%還元

さらにこのカードで注目したいのが還元率。

セゾンパール・アメックスの通常還元率は0.5%ですが、デジタルカードをQUICPayとして利用する際に3%の還元率が得られます。QUICPay対応店舗であれば、Apple PayやGoogle Payで支払うことをおすすめします。

セゾンパール・アメックスは年会費無料。年1回の利用で翌年度も無料、利用がない場合は、税込1,100円となっています。

  • デジタルカードをQUICPayとして利用する際に3%の還元率が得られます

【モバイルSuica×Apple Watch】JRE CARD

公共交通機関を利用する際に活用したいのが、iPhoneやApple Watchで使えるモバイルSuica。いちいちアプリを立ち上げる必要がなく、非接触でスムーズに決済出来る点が大きな魅力です。

チャージならJRE CARDがお得

  • JRE CARD

モバイルSuicaはさまざまな方法でチャージできますが、なかでもポイント還元の効果が高いのが、モバイルSuicaとJRE CARDを組み合わせた利用方法です。

JRE CARDの魅力

JRE CARDはJR東日本グループが発行するビューカードと呼ばれるクレジットカードの1つ。JRE CARDを使うことで、Suicaチャージで1.5%の高還元が得られるほか、JR東日本エリアの駅ビル(JRE CARD優待店)で3.5%の還元が得られるお得なカードです。

JRE CARDの利用に応じて貯まるJRE POINTは、そのままSuicaチャージとして利用できますので、非常にシンプルに使いこなすことが出来る点が魅力となっています。

さらにモバイルSuicaはビューカードに限ってオートチャージに対応しています。一定残高を下回ったら自動でチャージしてくれる機能で、残高不足を気にする煩わしさがありません。

さらに便利に使うならApple Watchを使う

さらに便利にモバイルSuicaを使うなら、スマートウォッチのApple Watchが便利です。Apple WatchをモバイルSuicaに登録すれば、スマホを取り出すことなく腕をかざすだけで決済が完了しますので、決済時のスピーディーさはもちろん、改札通過もスムーズに行えます。

  • Apple WatchをモバイルSuicaに登録すれば決済も改札通貨もスムーズ

モバイルSuicaで乗車ポイントも二重取り

モバイルSuicaを利用するなら乗車ポイントも忘れずに獲得したいところ。JRE POINT WEBサイトで利用するモバイルSuicaを登録すると、乗車のたびに1回の利用金額に応じたJRE POINTが貯まります。

チャージ、乗車でポイントが貯まり、非接触で決済も簡単便利で衛生的。還元率、衛生面、利便性の観点からモバイルSuicaとJRE CARDの組み合わせは優秀です。普段からJRを利用する方におすすめできる決済手段といえるでしょう。

JRE CARDは初年度年会費無料。2年目以降は年会費・税込524円となっています。

いかがでしたか? コロナ禍では感染症対策に合わせて、景気に左右されない家計管理も重要です。非接触決済でありながらポイントが効率よく貯まるカードの使い方、ぜひ実践してみてください。

※この記事の情報は2020年12月時点のもので、変更される可能性があります。サービスを利用される際は十分にご注意ください