大黒屋は12月10日、「収入とお金の使い道に関する調査」の結果を発表した。調査は11月20日~25日、全国の30代~50代の会社員男女500名を対象にインターネットで行われた。

  • どのような使い道により支出が増えたか

    どのような使い道により支出が増えたか

調査によると、昨年末と比べて、収入が「減った」人は29.4%、「変わらない」が64.6%。現在の収入に満足していない人の割合は、69.6%と7割近くに達した。

コロナの影響から、収入が変わらない・減った人が多くの割合を占める中、支出はどう変化しているのか、「外出自粛ムードの時期と比べ、最近の支出が増えたと感じますか?」と尋ねたところ、4割が「増えた」(39.8%)と回答。具体的な使い道としては、「外食」(51.8%)、「自宅での食事(宅配サービスなどの利用)」(47.7%)が突出して多く、次いで「ファッション」(29.1%)、「旅行」(27.1%)、「美容」(16.6%)と続いた。

続いて、支出が増加し、現状の収入に満足していない人が多くいる中、収入を増やす工夫をしている人の割合を調べたところ、38.0%が何かしらの対策をとっていることが明らかに。具体的には、「副業」(53.0%)、「資産運用」(45.5%)、「不要品の売却」(40.9%)をしている人が多かった。

さらに、今年の冬のボーナスについて調査を実施したところ、44.0%の人が「支給されていない」ことが判明。ボーナスがあった人は41.8%だった。

ボーナスをもらった人に、支給額を教えてもらったところ、平均で約48万7,200円という結果に。そのうち、6割が支給額に「満足していない(計)」と回答。ボーナスの使い道について聞くと、「貯蓄」(68.4%)が断トツの1位に。次いで「旅行」(23.4%)、「家電製品などの日用品の購入」(22.0%)と続いた。

  • 今後政府からの追加給付金を支給してほしいか

    今後政府からの追加給付金を支給してほしいか

最後に、今後政府からの追加給付金を支給してほしいか聞いたところ、83.6%が「そう思う」と回答。具体的にいくら欲しいか聞くと、平均で15万6,055円という結果に。4月以降支給された特別定額給付金の10万円を上回る結果となった。