断ってもしつこいナンパやキャッチ。無視するだけで済めばいいけれど、行く手を阻まれたりすると厄介ですよね。実は今、ある地域ならではの撃退法が「すごい」とツイッターで話題になっています。

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それが、『餃子のおんがえし』(晶文社)の著者である料理作家のじろまるいずみさん(@jiromal)が投稿したこちらのツイートです。

ナンパされた時の断り文句、自分的ナンバーワンは「生のウナギ持ってるからダメ」です。しつこく食い下がってきたので、袋を開けて見せたら「うわあ」って変な声出していなくなった。
(@jiromalより引用)

「生のウナギ」でナンパを断るとは……斬新すぎますね。この投稿に「うわあかっこいい! 」「浜松最強」「いやマジなんかよ」と、驚きの声が多数寄せられていました。

じろまるいずみさんに当時の状況を詳しくうかがったところ、相手の男性は断るための荒唐無稽な嘘だと思ったのか、「いやもう急がないと、うなぎ腐るから」と言っても「またまた~」と笑い飛ばし、まったく引き下がろうとしなかったのだとか。

そのうち男性が「いいから行こう」と、“うなぎ入り紙袋”を掴もうとしたため、「私のうなぎに何するつもりだ」とカッとして紙袋を引き戻し、袋の口を開け、「ほら! ほら! 」と生臭いぬるぬるしたものを鼻先に突きつけたそうです……! すると、「うわあ! 」と大声を出して逃げていったとのこと。

さらにじろまるさんは、「うなぎだから良かったんでしょうね。普通の魚と比べて、処理できる人はまあ滅多にいないですし。まあ声をかけてきた男性がうなぎ職人という可能性もゼロではないですが、そうなったらむしろそのレアガチャに乗っかった方がいいような気もします」と話していました。たしかに相手がウナギ職人であれば逆効果だったかもしれません。

さて、男性との攻防が目に浮かぶようですが、見事に撃退することができたのは、なんと言っても「生ウナギ」のお陰。読者からは、「生のウナギなんて売っているのか」と疑問の声もあがっていましたが、これについてじろまるいずみさんは、次のようにツイートしています。

これ関東の人は「なんで生のうなぎなんか持ってるんだ嘘松」とか思うかもしれないけど、浜松のイオンは「生きてる」「死んでるけど丸のまま」「一応開いた」「白焼き」「蒲焼き」の5段階で売られていたし、東海地方でも生のうなぎはまあまあ売られてるのです。自分ちで焼くのです。
(@jiromalより引用)

東海地方では生ウナギを売っていることはそう珍しいことではなく、デパ地下にも売られているほどだそうです。しかも、自宅で焼くとは驚きです。また、東海地方より西の地方では、白焼きや蒲焼も「頭つき」が当たり前なのだとか。同じ日本でも、食文化の違いって面白いですよね。

ほかにもリプライ欄には、「私おかまに間違えられるのよねー」で撃退したり、妊娠時に「1人ですか? 」とナンパされて、お腹さすって微笑みながら「いいえ。お腹にもう1人。」と言ったら離れていったなど、それぞれの自分的ナンバーワンも寄せられた今回の旬ネタでした。