Visaは11月19日、Fintechファストトラックプログラムを拡張し、新たに「パートナーツールキット」と「Visa Ready フィンテックイネーブラー認証プログラム」を追加した。

Fintechファストトラックプログラムは、Visaのネットワークを開放し、新たな決済体験を開発する幅広いフィンテック企業をサポートするVisaのグローバル戦略のひとつ。さまざまな規模、成長段階にある企業に対し、Visaの決済機能へのアクセスや合理化された手続きなどの新しいコマーシャルフレームワークを提供する。

パートナーツールキットは、プログラムに参加するフィンテックパートナー向けに特化したもの。企業の成長を促進するために開発されており、戦略、マーケティング、デザイン、リスク管理などの分野におけるVisaのエキスパートに特別にアクセスすることが可能となっている。

同ツールキットを利用することで、パートナー企業は、決済ブートキャンプのような学習用リソースを使用した業界知識の向上、重要な戦略的リソースを使用したカスタマイズされたベンチマーキングスタディの確立、またVisaのオンラインカードデザインツールを使用したカードの迅速な市場投入などを実現することができるという。

一方、フィンテックイネーブラー向けのVisa Ready認証は、テクノロジー企業による、安全性や機能におけるVisaのグローバル基準に合致した決済ソリューションの構築、展開をサポートするためのプログラム。テクノロジー企業はプログラムを利用する代わりに、世界中のフィンテック企業に対し、彼らが必要とするソリューションや専門知識を提供し、商品の立ち上げをサポートするとのこと。