新しい物事に挑戦をするとき、自分を信じられずにネガティブになってしまう方もいることでしょう。自分を信じられないと、「本当にこの道を選んでよいのか」「自分は成し遂げられるのか、途中で折れてしまいそうだ」「ほかの人に任せて、自分は何もしない方がいい」などといった考えから、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。

あなたの人生の手綱を握っているのは、あなた自身です。その人生を後悔のないものにするためにも、自分を信じられるようになりましょう。本記事では、自分を信じられない人の特徴や、自分を信じられるようになる方法を紹介します。

  • 自分を信じる方法は?

    自分を信じられるようになるには?

自分を信じるとは?

自分を信じるとは、「自分の考えや価値観を大切にする」ということだと考えられます。自分のなかで譲れない考えや価値観があり、他人と意見などがぶつかったときもその価値観を大切にできる人は、自分に自信がある人だといえるでしょう。

たった一度きりの自分の人生をしっかりと歩んでいくためには、自分を信じる力は非常に重要です。

自分を信じられる人の特徴

まず、自分を信じている人の特徴を紹介します。

結果に一喜一憂しない

自分を信じられる人は、結果に一喜一憂しません。悪い結果に終わったとしても「やれることはやった」と言い切れるほか、改善点があればそれをしっかりと見つめることで、次に活かせることでしょう。反対に、良い結果で終わった場合には「やることはやったので当然」と、さらに自分に自信を付けることになります。

人に頼る

自分を信じられる人は、自分にできること・できないことをしっかりと理解しているため、できないことは人に頼ることができます。その際、人の選定にも自信を持つことができていれば、進捗に不安を感じることも少ないでしょう。

ポジティブな発言が多い

自分を信じられる人は、「大丈夫」「できる」といったポジティブな発言が多いです。たとえ失敗したとしても、「次は大丈夫」「次こそはできる」と気持ちを切り替え、次に向かって進むことでできるでしょう。

  • 自分を信じる方法は?

    自分を信じられる人の特徴を知ろう

自分を信じられない人の特徴

ここでは、自分を信じられない人の特徴をご紹介します。当てはまる人は、自分を信じるための方法を実践してみましょう。

他人の意見に左右される

周りの人の意見ばかりに耳を傾けてしまうというのは、自分を信じられない人の特徴として挙げられます。自分の意見と他人の意見がぶつかったときに、自分の意見が正しいのか不安になり、他人の意見ばかりを優先してしまうのは、自分に自信がないことの表れだと考えられます。

失敗を過度に恐れている

失敗や周りからの批判などを過度に恐れているというのも、自分を信じられない人の特徴として挙げられます。チャレンジしたいことがあっても、失敗して周りの人から笑われたり非難されたりしている自分の姿を想像してしまい、諦めてしまうという傾向です。

完璧主義すぎる

人は、得意なことやできること、苦手なことやできないことが、一人一人異なります。完璧主義な人は、苦手なことやできないことがある自分を許せず、自分に自信がなくなってしまう傾向です。

自分を信じるための方法

それでは、自分を信じられるようになるには、どうすればよいのでしょうか? ここでは、自分を信じるための方法を紹介します。

自分を肯定する

「自分は価値のある存在だ」と肯定することによって、ポジティブな自己評価ができるようになります。ポジティブな自己評価は自信を持つために必要なことです。自分を肯定することで、逆境に立たされても諦めずに行動することができます。

短所を長所に変える

短所は表現次第では長所に変わります。例えば「飽きっぽい」と思う短所は「好奇心が旺盛である」という長所になりますし、「内向的な性格」という短所は「思慮深い性格」と言い変えられるでしょう。

当然、短所は短所として認める必要もあります。ですが「短所は長所に変えられる」「短所と同じだけ長所もたくさんある」と思うだけでも、自分の自信につながる部分が増えます。

アファメーション

アファメーションとは、精神にポジティブな変化をもたらすメンタルトレーニング方法の1つです。日本語で言い換えると「宣言」「断言」「肯定」といった意味の言葉となります。

例えば、「英語を流ちょうに話せるようになりたい」と思っている場合には「私は英語が流ちょうだ」というフレーズを唱え、その状態の自分を想像します。海外旅行で流ちょうに英語でコミュニケーションをとっている自分を想像したり、道を尋ねられた英語圏の相手にしっかりと道案内をしたりしている姿を想像してみたりするとよいでしょう。

こうした「フレーズ」と「イメージ」を頻繁に唱え、想像することで、次第に自分を信じられるようになります。

自己効力感を向上させる

自分が持っている能力に対して信頼感を持つことも、自分を信じる方法の1つです。自己効力感とは自分の能力に対する信頼感のことで、小さくても自分の能力で成し遂げた成功体験を積み重ねることで、自分の能力を信頼できるようになります。

胸を張る

胸を張る姿勢は「パワーポーズ」と呼ばれ、このポーズを数分間とるとテストステロンというホルモンの分泌量が増加すると言われています。テストステロンはやる気や自信を司るホルモンといわれており、精神に大きな影響を与えるとされています。

  • 自分を信じる方法は?

    自分を信じるための方法を知ろう

自分を信じられるようになる四字熟語

ここでは、自分を信じられるようになる考え方として、四字熟語を紹介します。いろいろな言葉がありますが、自分が気に入った言葉を座右の銘にすることで励みにもなるでしょう。

独立独歩(どくりつげっぽ)

独立独歩とは他人に頼らず、自分の力で自分が信じる道を進んでいくこと、また独立して自分の思うとおりにやることです。自分の信念に従って行動することは勇気が必要になる場合もありますが、自分を信じることでその勇気も出てくるでしょう。

真実一路(しんじついちろ)

真実一路の「真実」とは率直で誠実なことを指し、「一路」は一筋の道、一筋の道をまっすぐに、ひたすらという意味があります。この2つを合わせて「偽りのない真心を持って一筋に進むこと」を意味します。これから目標に向かって進む人にはピッタリの四字熟語でしょう。

一念通天(いちねんつうてん)

一念通天は「いちねんてんにつうず」と読み下し、何事も信じて念じ続ければ、天に通じて成し遂げられるという意味があります。自分の行動が本当に正しいのか気持ちが揺らぎそうになったときに、支えになってくれるような言葉といえるでしょう。

  • 自分を信じる方法は?

    自分を信じることにつながる四字熟語を知ろう

自分を信じられない人は自分を信じるための行動を少しずつ起こしていこう

自分を信じることで、プレッシャーのかかる場面に遭遇しても「自分ならやれる」「自分ならいける」と思えるようになります。また、自分を信じられれば他人に与える印象や自分の生活にも良い影響があります。本記事で紹介した方法を実践して、自分を信じる力を身につけましょう。