映画『水上のフライト』(11月13日公開)の公開初日舞台挨拶が13日に都内で行われ、中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦、兼重淳監督、企画・脚本の土橋章宏が登場した。

  • 左から兼重淳監督、杉野遥亮、中条あやみ、小澤征悦、土橋章宏

    左から兼重淳監督、杉野遥亮、中条あやみ、小澤征悦、土橋章宏

同作は実話から着想を得たオリジナル作。自分の実力に絶対の自信を持つ高慢な遥(中条)は、走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していた。だがある日、不慮の事故に合い、命は助かったものの2度と歩くことができなくなってしまう。将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄になるが、周囲の人々に支えられカヌーという新たな夢を見つける。

遥と颯太は作品の後にどうなるのか? という質問に、中条は「誰とも打ち解けることができなかった遥だけど、颯太さんはいろんな身体障害者の方を見て気持ちがわかる部分があったりとか、人の痛みがわかる男性で、遥も頼れる部分があったんじゃないかなと思ったので、個人的にはそのまま結婚してほしい」と語る。杉野も「僕だったら、恋してるなと思いました」と同意し、客席からも「おお〜」と歓声が上がる。

杉野が「恋じゃないですか。結婚したいですね」とたたみかけると、中条も「なんか恥ずかしいね」と笑顔に。杉野が「恥ずかしい、なんかよくわからない気持ちです」と照れると、小澤は「今、役柄の話してるんですよね!? 恥ずかしいってどういうこと!?」とつっこむ。杉野が「(役が)結婚すればいいのになって!」と言うと、中条は「願望です、願望」と説明していた。

さらに「自分の"金メダル"だと思うところは?」という質問に、小澤が「僕は家族を思う気持ち。自分の両親、お姉ちゃんもいるんですけど、もしお姉ちゃんが半分鬼みたいになってもね、全力で助けようと思ってますから。口に竹みたいなのくわえてね」と、『鬼滅の刃』のようなことを言い出す。ざわつく客席と登壇者たちに、小澤は「杉野がある映画、名前は言いませんけど、今流行ってる鬼と戦ったりするアニメについて、僕はまだ見てないのに、『最後、あそこああなって』って、いきなり言うんですよ! いきなりネタバレ!」と抗議。杉野は「気持ちを共有したかった」と弁解していた。