運営するYouTubeチャンネル「SUSURU TV.」のチャンネル登録者数が86万人を超える、ラーメンYouTuberのSUSURUさん。毎日欠かさずラーメンすすり動画を配信しているSUSURUさんも、緊急事態宣言中は活動を自粛していたそうです。そのときの経験なども踏まえ、近くのお店やお取り寄せなどで手軽に手に入るおすすめカップ麺を紹介してもらいました。
口の中に広がる磯感! / 『わかめラーメン』エースコック
エースコックのわかめラーメンは、1983年に発売されたロングセラーブランドで、カップ麺の王道を行く商品。昔からけっこう好きな味で、たまに思い出して食べたくなります。
スープは、いりこや鰹のダシが利いた、ほどよくやさしい醤油味。わかめの「磯感」、海の風味もしっかり溶け込んでいます。別添のスパイスも、飽きのこない味わいを引き立てるのにひと役買っています。
麺は、適度な弾力とコシを併せ持つ丸麺。スープとの相性もよく、食べごたえのある食感が気に入っています。もうひとつ惹かれるのが、フライ麺であること。麺から出る油の旨さがカップ麺らしくて、けっこう好きです。
レギュラーサイズのほか、ミニサイズも。特別商品や記念商品として、大盛りサイズ、わかめ20%増量、わかめ3.5倍といった商品も、時々登場しています。
クセになる辛さ / 『蒙古タンメン中本・辛旨味噌』セブンプレミアム
お店とは違うアプローチで「辛さの中に旨みあり!」という中本らしさを再現している、素晴らしいカップ麺です。家で手軽に食べられる辛いラーメンの中では、群を抜いたクオリティです。
麺は平打ちの太麺で、スープとの絡みがすっごくいい。野菜の具がめちゃくちゃ入っていて、シャキシャキ感も楽しめて、ここでも中本らしさを味わえる1杯になっています。そのままで楽しむことはもちろん、ごはんとも合うし、チーズや温玉など、味がまろやかになるものを入れてアレンジしても美味しい。生卵に付けて、すき焼き風に食べるのもいいですよ。
いまのところ、実店舗の中本は関東圏にしかないので、関東圏以外で中本を味わえるという点でもポイントが高いですね。これを食べてみて美味しかったら、旅行などで東京を訪れたとき、お店で中本の味をぜひご堪能ください。
和風ダシと柚子の上品な風味 / 『AFURI・柚子塩らーめん』日清食品
東京の恵比寿に本店がある有名店のAFURI。スタイリッシュな外観で、店内は居心地がよく、この空間で提供される淡麗系のラーメンが、若い男女の人気を集めています。このお店の人気メニューが、5年前からカップ麺として次々に登場。柚子塩らーめんは、一番の人気メニューを再現したものです。
スープは鶏ガラをベースに、かつお節や昆布などの和風ダシを合わせて旨みをしっかりときかせ、柚子の香りをのせた爽やかな味わいが特長。澄んでいて、すごくすっきりした印象ですが、しっかりした味で、カップ麺のクオリティを超えた、上品な旨味のスープになっています。麺は喉ごしのよい極細ストレート麺で、ほのかに小麦が香り、スープとの相性も抜群です。
淡麗系の塩味カップ麺を食べたくなったら、ぜひ選んでほしい商品。朝昼夜、どのタイミングで食べても美味しいので、一家に1個ストックしておいてもいいんじゃないか、とすっごく思います。
※「日清 東京NOODLES AFURI 春限定 柚子塩らーめん 淡麗」は現在販売が終了しております。鶏油の量が多めの「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 冬限定柚子塩らーめん まろ味」が2020年10月19日より発売。
カップ麺の味がワンランク進化! / 『日清ラ王・濃厚味噌』日清食品
日清ラ王は、スープが旨くて大好きなラーメンシリーズです。昔、僕らの中で流行っていた食べ方が、袋麺の日清ラ王・味噌のスープをタレに使って、しゃぶしゃぶを楽しむこと。この味噌スープが濃厚になったカップ麺の日清ラ王・濃厚味噌は、究極の1杯だと感じています。
豚骨をベースにゴマで味を引き締めた味噌スープは、赤唐辛子とラー油でピリッと辛味をきかせ、濃厚な味わいながら、スッキリ感もある。カップ麺の味を、ワンランク進化させた印象があります。
この美味しさを、さらに引き立てているのが、生めん食感をよりいっそう追求した麺です。ストレートのノンフライ麺は、スープとよく絡むもちもち感があり、食べごたえもあって、すごく美味しい。この麺は、カップ麺の中で、ずば抜けて美味しいと思います。
独自スパイス×素材の旨み / 『辛ラーメンカップ』農心ジャパン
最近よく食べているのが、辛ラーメンカップです。実は、辛ラーメンを食べたのは、2020年になってから。動画企画で初めて辛ラーメンの袋麺を食べ、そのポテンシャルの高さにびっくり!それからカップ麺も好きになって、食べるようになりました。
めちゃくちゃ感心したのは、クオリティの高いスープです。ブレンドされたオリジナルスパイスと、素材の旨み成分がたっぷり溶け込んだ旨辛スープは、あっさりした辛さの中に、コクと旨みがしっかりあります。麺はコシがあり、口当たりはなめらか。旨辛系のカップ麺では、蒙古タンメン中本の辛旨味噌と双璧をなす商品だと思っています。
普通に食べても美味しいですが、ちょっとバズッたアレンジレシピで、「辛ラーメン炒飯」というのがあります。砕いた辛ラーメンと、ごはん、生卵を鍋に入れ、炒めるだけで美味しく食べられる簡単料理。こうした手軽なアレンジレシピも、ぜひ楽しんでください。
自分なりの食べ方で、もっといろいろ楽しんで
辛ラーメン炒飯のように、自分なりの作法や流儀でアレンジして美味しく食べられるのが、カップ麺を食べる楽しみ方のひとつ。例えば、熱湯を入れたあとの待ち時間。人それぞれのベストタイムがあって、堅めの麺が好みの人は、早めにフタを開けて食べる姿をよく見かけます。僕の場合は、時間通りにつくることが多いのですが。
アレンジは、袋麺でされる方も多いと思うので、ひとつだけアドバイスを。僕は一回、普通の袋麺を、つけ麺風にして食べてみようと考えて、麺とスープを分けてつくってみたことがあります。結果は、これがまったくの期待外れ。普通の袋麺は、鍋で麺とスープを一緒に煮込むことで麺にスープの味が染み込んで美味しくなるんです。同じような失敗をしないよう、アレンジするときは気をつけてください。