映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(11月13日公開)の完成報告イベントが2日に都内で行われ、綾野剛、北川景子が登場した。

  • 左から北川景子、綾野剛

同作は人気作家・中山七里のサスペンス小説・犬養隼人シリーズの同名小説実写化作。ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デスに対し、警視庁捜査一課のNo.1コンビ犬養(綾野)と高千穂(北川景子)は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守ってしまう。

終始仲の良い様子を見せた2人。役との共通点を聞かれると、綾野は北川について「圧倒的な安心感です。それから僕たち、同期なんです。すごく気が楽だよね。同じ共通認識、共通言語を持ち得ているのは、ある瞬間芝居を超えるというか、本当に感謝してます」と表す。北川も「同じ年にデビューしていて、同じ景色を見ながらこれまでの芸能活動をしてきたところがある。年は少し離れてるんですけど、タメ口でいけちゃう」と明かし、「一つの仕事への集中力がすごいところが共通しているかな。(綾野も)いざ本番となった時、ぐっと入る時の雰囲気は話しかけられないくらい殺気立ってる時があるから!」と役との共通点を答えた。

捜査だけでなく、居酒屋でオフの雰囲気を見せるシーンもあるが、綾野は「いきなりすごい絡み方をされて、いいなと思いました。プライベートのときは逆に僕が受け止めるという理想のバディの形がそこにあって楽しかった」と振り返る。対する北川は「私はあのシーン、監督から『めんどくさい酔い方をするキャラクターにしたい』と言われて、いろいろ考えた結果、"鬼絡み"しようというところでああいうお芝居になった」と説明。「もうちょっとああいうシーンがあっても良かったなと思いました」と言う北川に、綾野は「ポップだね、鬼絡み!」と感心していた。

「今度共演するならどんな役がいいか」という質問には、北川が「夫婦」と即答。綾野は「ラブストーリーの前に、夫婦いっちゃう?」と驚きつつ、「景子ちゃんとは、ラブストーリー超えちゃってるもんね」と納得し、「どんな夫婦がいいかな? 明るいのがいいね」と期待する。北川は「明るくて楽しい作品がいいね。コメディやりたいです」と希望し、綾野も「僕も夫婦で。考えたことなかったけど楽しそうだね、夫婦って。めちゃめちゃしっかりしている夫と、破天荒な嫁というのはどうですか?」と提案していた。