――コンビとしても大活躍のみなさんですが、4人のユニットだからこそ起きる“化学反応”というのは、どんなものでしょうか。
長田:今回、オール新ネタでやったんですが、台本に書かれているキャラクター、セリフ以上のパフォーマンスが出てくるのが、チョコンヌだと思っています。稽古もしっかりとやりましたが、舞台上では稽古とはまた別のポテンシャルがどんどん出てくる。クオリティが高まっていくんです。まだまだ伸び代がある感じがしますし、活躍の幅を広げて、ワールドツアーもできるんじゃないかという気さえしています。
松尾:4人でやっていると、1人がボケて、その次のボケを誰かが思い浮かばなくても、別の誰かが思い浮かんだりと、うまくまわすことができて。今回も4人だからこそできた、たくさんの面白い“ノリ”がありました。
長谷川:いい意味でも悪い意味でも、僕らの“ノリ”がすべてのコントに詰め込まれていると思います。特に「このうどんが目に入らぬかファンイベント」というコントは、今の4人でなければ絶対にできなかったのではないかと思う内容になっています。ぜひ楽しんで観ていただきたいです。
――新型コロナウイルスの影響がなければ、「このうどんが目に入らぬかファンイベント」を長編にしたイベントをやる予定だったと伺っています。コロナ禍において、「こんな可能性を模索していきたい」と感じているようなことがあれば教えてください。
長田:オンラインでコントをやるのも面白そうですね。また昔のコントなどでまだ映像にできていないものもあるので、DVDを出したり、YouTubeで配信するなど、何かしら映像にできたらいいなと思っています。僕らが“シソネット”として活動したものもあるので、それもYouTubeで配信したり。
――YouTubeといえば、チョコレートプラネットさんはご自身のチャンネルで公開された『香水』の再現動画が大変な反響を呼んでいます。
長田:そうなんです。『香水』もすごいことになっているので、この4人で「香水」をできたらいいですね。
松尾:僕はやっぱり舞台をやりたい。お客さんの前でコントをやりたいですね。他の可能性と考えると、みんなでドラマをやるのも面白そうですね。
長田:4人で『今日から俺は!!』とかできないかな!?
長谷川:4人じゃ無理だよ!
松尾:じろうくんは(NHK連続テレビ小説)『まれ』にも出ていましたからね。『まれ』みたいなやつとか!
長谷川:確かにこの4人でドラマをやるのは面白そうだね。
――チョコンヌとしての今後の展望を教えてください。
じろう:この4人ってやっぱり最高だと思うんです。コロナの影響でこうなってしまったことは仕方がないと思っていますが、この4人でできることはまだまだあると思っています。『有吉の壁』でも存在感のある4人だと思いますし、みんなお笑いが好きで、お笑いも僕らのことが好きなはず。お笑いと僕らは相思相愛、間違いない!
長田:「このうどんが目に入らぬかファンイベント」の長編は、劇場を開けることができたら、いつかお客さんの前でやりたいですね。それまでにそれぞれの特技、クオリティをまた磨いておきたいです。
長谷川:ハワイ公演をやりたいという話もあったので、全国ツアーも考えていきたいですね。
東京NSCで出会った長田庄平と松尾駿によるお笑いコンビ。2006年1月にコンビ結成。2015年「NHK新人お笑い大賞」受賞。TT兄弟のようなリズムネタ、モノマネにも定評がある。
■シソンヌ
東京NSCで出会ったじろうと長谷川忍によるお笑いコンビ。2006年4月にコンビ結成。2014年『キングオブコント』で優勝。2018年、『今日から俺は!!』にはコンビそろって教師役で出演した。
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