三日坊主とは、物事が長続きせずすぐに飽きてしまっている状態を指します。何かを始めてもすぐに辞めてしまう方に対して使われることが多い言葉です。この記事では、三日坊主になってしまう原因とその克服方法について詳しくご紹介していきます。

三日坊主とはどういう意味?

三日坊主とは一つのことを続けることができない飽きっぽい性格のことです。三日坊主は「挫折しやすい」「長続きしない」などの悪いイメージを持たれるため、三日坊主とよく言われる方は克服を目指してみましょう。

三日坊主の言葉の成り立ち

三日坊主とは、もともとは修行僧が修行に耐えられず、出家してからわずか三日で俗人に戻ってしまうことを意味していました。

  • 紙に何かを書き出している人

    三日坊主の意味を理解しておきましょう

三日坊主になってしまう原因

決意を持って始めたにも関わらず、すぐにそのことをやめてしまうのにはいくつかの原因があります。

三日坊主を克服するためには、まず自分がどのようなことが原因で三日坊主となっているのかを把握するところから始めます。

  • 色鉛筆で紙に何かを書く子ども

    原因を知ることでどうすれば改善できるのか知りましょう

変化を嫌う

人間は日常で変化が起こると、今までの状態を保とうとする意識が働きます。新しいことを始めると、それは今までとは違うことであると認識し、今まで通りの状態を保とうとして新しく始めたことをやめるように自然と反応してしまいます。

そのため、新しいことを習慣化して、定着させためには普段の生活よりもエネルギーが必要となり、そのエネルギーを維持することが難しく、三日坊主となってしまいます。

自信が無い

三日坊主の人は自分が新しいことに挑戦をしても、長続きしないということを数多く経験しています。その経験から、新しいことを始めても、また同じ結果になるとネガティブな感情を先んじて持ってしまうようになります。

新しいことに対してネガティブな感情を持つことで、長く続けていくための自信が持てず、習慣として定着させられずに結果として三日坊主に終わってしまいます。

スモールステップで始める三日坊主を克服する方法

三日坊主はすぐに直すことが難しい場合が多いです。そのため、三日坊主を直すためには、目標を達成するまでのステップを細分化して、少しずつそのステップを達成していくというスモールステップを用いての克服が有効です。

  • パソコン作業をしている男性

    三日坊主を克服して自分に自信を持てるように心がけていきましょう

はっきりとした目的・目標を設定する

三日坊主を克服するには目的を明確化し、達成するための目標も明確でなければいけません。人は、不明確な目標に向かって努力をすることが難しく、明確な目的・目標設定が重要になります。

達成プランを作成する

明確な目的・目標を設定できれば、次はその達成に至るまでのプランを組み立てます。目標を達成するためには、ただやみくもに頑張ればよいというものではないため、しっかりと目標を達成するためのプロセスも明確にしておく必要があります。

やるべきことを細分化する

明確な目標を立てたら、達成するために必要なことを把握します。そのため、目標を達成した状態から逆算をして、その目標達成に必要な要素を細分化していきます。

また、目標達成のために必要な要素を細かく把握・分析していくことで、どのようなことを、どのような優先順位で達成していくべきか、そのプランを考えるための材料にすることができます。

小さく簡単なものから取り組む

細分化したやるべきことは、目標を達成するための1つのステップになります。最初からつまずかないよう、大きなものから取り組むのは避け、小さくて簡単にこなせるようなものから着手しましょう。

また、1つ1つのステップを小さくして実現を容易にしておけば、着実に目標達成に向かっていることを実感でき、早期挫折を防ぐこともできます。

期限を設定する

目標を設定しても、期限を設定しなければ、「いつか達成すればよい」と思ってしまい、挫折につながる原因になってしまう可能性があります。

そのため、目標の設定を明確にすることと同様に、その目標を達成するまでの期限も明確に設定しておく必要があるでしょう。長期や短期などの期限の長さに合わせて、期限も細分化を行い、どのタイミングで、どの程度までステップを進めておくべきか、スケジュールを事前に決めておきましょう。

三日坊主の克服プランを継続するコツ

三日坊主を克服するためには、スモールステップで目標達成までのプランを組み立てることは有効です。しかし、前述の通り人は現状維持を好む傾向にあります。小さなステップもこなしていくためには、強いエネルギーが必要になるでしょう。

ここからは、スモールステップを活用してもそのプランが継続できないという場合に使えるテクニックをご紹介していきます。

  • デスクの上でメモを開いている様子

    三日坊主を克服するために必要なノウハウを知っておきましょう

自分へのご褒美を設定する

目標を達成する前にエネルギーが切れてしまい、モチベーションが下がってしまうことはよくあります。そのような状況を避けるためには、1つのステップを小さく設定し、達成時のご褒美を用意することで、小さくてもそのステップをやり遂げたという達成感を得られるようにしましょう。

記録を可視化する

目標に向かってやみくもに努力をすると、自分が目標達成にどのくらい近づいているのか把握できなくなり、モチベーションを下がってしまうことがあります。

そのため、ステップを細分化して、自分がそのステップをどの程度こなしているのかを、手帳やアプリなどを使って記録をつけましょう。目標にどのくらい近づいているのかがわかりやすくなることで、モチベーションを維持しやすくなります。

自分を責めない

目標達成までのプランを立てたのに達成できなかった場合、自分を責めてしまうこともあります。反省は大切ですが、自分で自分のことを過度に責めてしまうと、「自分は決めたことができない人」と思い込んでしまい、モチベーションが下がってしまいます。

何事もプラン通りにいくとは限りません。そのため、「ここまではプラン通りに取り組めていた、明日からまたプラン通りにすればよい」など、なるべくポジティブに考えるようにしましょう。

新しい習慣が定着するまでの目安

新しいことを習慣化させるためにスモールステップを活用する場合は、目標を達成するまでの期限もなるべく現実的に設定をする必要があります。正しく期限設定を行うためにも、それらの習慣を定着させるためにどのくらいの期間が必要になるのか把握しておきましょう。

「習慣化コンサルタント」として執筆・コンサルティングを行う古川武士氏によると、習慣には「行動習慣」「身体習慣」「思考習慣」の3種類があるそうです。それぞれの内容と定着するまでの期間をまとめました。

学習や節約などの行動習慣

学習や節約、部屋の掃除、日記や家計簿をつけるなどは、日常生活内で行う行動習慣と言います。行動習慣が新しい習慣として定着するまでの目安は1カ月ほどです。

運動などの身体習慣

ランニングなどの運動、早起きや禁煙などの身体のリズムに関わる習慣は、身体習慣と言います。身体習慣が新しい習慣として定着するまでの目安は3カ月ほどです。

ポジティブシンキングなどの思考習慣

ポジティブシンキングや発想、論理的思考などの考え方は思考習慣という種類の習慣になります。思考習慣は考え方の習慣なので、新しい習慣として定着するまでの期間は他の習慣と比べると比較的長く、その目安は6カ月ほどとなっています。

三日坊主を克服して継続できる人間になろう

三日坊主は「挫折しやすい」「長続きしない」などのマイナスなイメージを持たれることがあります。三日坊主を自覚している人はその原因を把握し、目的・目標を明確化し行動を積み重ねることで、三日坊主を克服していきましょう。