ロックバンド・サカナクションの山口一郎が、11日に放送されたSTVラジオ『加藤さんと山口くん』(毎週日曜12:00~12:30)で、代表曲「新宝島」の制作秘話を語った。

山口一郎

「新宝島」は、2人の少年が漫画家を目指して奮闘する2015年公開の映画『バクマン。』の主題歌として書き下ろされた。山口は、「僕、漫画をそんなに読んでこなかったんですよ。だからまず、漫画を読むところから始めたんですよ。手塚治虫から始めたんですよ。漫画と言えば、手塚治虫だと思って」と明かした。

「新宝島」について、「締め切りを破って作ったんですよ。(映画が)完成したとき、“ラララ”だったんですよ。これ以上ダメってときにギリギリに完成したんですよ」と山口。

ともにパーソナリティを務める極楽とんぼの加藤浩次が「何にそんなに時間かかったの?」と尋ねると、山口は「漫画や映画に対しての歌詞は書けるんですよ。自分に対しての歌詞も書けるんですよ。でも、自分の物語と映画の物語がちゃんとリンクすることができなかったんですよ」と語った。

さらに山口は、1番の歌詞で漫画家の気持ち、2番の歌詞でミュージシャンである自分の気持ちを表現したと説明。そのうえで、「1番は『描く』なんですけど、2番は『書く』『歌う』なんですよ。それが最後のサビで混ざらなかった」と振り返っていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。