auスマートパスプレミアムのオリジナルバラエティ新番組『歌カラ 人生劇場』は、安田大サーカスのクロちゃんをはじめ、モノマネ芸やTikTokで話題沸騰中のおばたのお兄さん、自他ともに認める恋愛マスター・相席スタートの山崎ケイが、自身の人生を振り返りながら思い出の曲を本気で熱唱する音楽バラエティー番組だ。

第1話登場のクロちゃんは、テレビ番組の企画で告白してフラられてしまった苦い経験や、過去の恋愛遍歴でフラれてしまった過去をゴールデンボンバーの「女々しくて」にのせて熱唱! 自身の公式YouTube「クロちゃんの96ちゃんねる」とはまた一味違う、ハイトーンボイスで熱唱するクロちゃんの姿は必見だ。そのクロちゃんに収録エピソードをはじめ、カラオケや思い出の歌にまつわるエピソード、あれだけ熱唱やドッキリ企画で自宅を披露して怒られないの? など、さまざまな話を聞いた。

  • 安田大サーカスのクロちゃん

■僕、泣くのが好きなんですよ

――今日はバシッとスーツを着て熱唱して、カッコよかったです!

めずらしいですよね!この格好はまだ誰にも見せていないので、これで僕をフッた橋本梨菜ちゃんが「いいな!」って言うかも(笑)。もしかしたら違うギャルも見て「いかついクロちゃんもいいかも!」って思うもしれない! 自分の気持ちを歌っているので、歌っている姿も観てほしい!

――『歌カラ 人生劇場』の収録では「女々しくて」を歌われていましたが、歌ってみていかがでしたか?

実際に歌ってみたら感情移入しすぎちゃうから中に入り込みすぎて、それこそ最初は悲しい気持ちが勝っちゃうんですけど、それを全部吐き出した後に次の恋愛が初めてできると思いました。だから「女々しくて」を歌う時は本当に泣いていいと思っていますし、一回自分の気持ちを吐き出したら次に向かって進めるので、中途半端に歌っちゃダメだと思う。だから、こういうカラオケで歌ってストレス発散するって本当だと思うし、こういう機会で人とも仲良くなれるからみんなも楽しいと思います!

あと『歌カラ 人生劇場』は新しい試みで、僕自身もどうなるのかわからないまま始まっていますし、企画を聞いてもチンプンカンプンで、説明されればされるほど、よくわからなくなってた(笑)。そこはみなさんと同じタイミングで確認して、今後どうなるかが決まってくるところもあると思うんですけど、収録では100パーセント、120パーセントの気持ちを込めて歌ったので、それをみなさんに楽しんでもらえればと思いますね。

――楽曲を「女々しくて」にした理由は、ご自分の中でもスッキリしたいからだったのですね!

僕、泣くのが好きなんですよ(笑)。男の中では泣くなんて本当に女々しいから嫌だっていう人もいると思うんですけど、僕は泣くことによってまだこの感情があったんだ、泣けた自分にありがとう!って思うから、逆に悲しい時に泣けない人って、しんどくてかわいそうって思っちゃう。僕は泣くために「女々しくて」を歌っていますね。ゴールデンボンバーさんの「女々しくて」を歌う時は本当に女々しくていいと思うし、でも悲しくなる感じはなくて、めちゃくちゃ盛り上がる曲じゃないですか。この対比がね、黄金比だと思うんですよ。

――確かに「レイニーブルー」を歌うクロちゃんとは全然違いました!

『水曜日のダウンタウン』ですよね(笑)。「レイニーブルー」ではクロちゃんの曲だみたいになっちゃって、徳永英明さんにけっこうご迷惑をおかけしましたけれど(笑)。実はあの曲も自分の中では楽しく感じる曲だったのですが、フラれてから哀愁に変わってしまった。だから「女々しくて」も自分が恋愛を経験したことで意味合いが変わってくると思うので、悲しい時に歌って発散することが最高だと思いますね。

■YouTube“歌ってみた”は「サビ以外はわかってない」

――そういえばYouTube「歌ってみた動画」での、「香水」「紅蓮華」「夜に駆ける」などの反響が凄いそうですね。

YouTubeで「クロちゃんの96ちゃんねる」をやっていますけど、あれって知らない曲ばっかり渡されるんですよ(笑)。もちろん聴いたことはあるんですよ。テレビとかで流れているし、今はやっている分かりやすい曲だということはわかっているのですが、いかんせんアイドルの曲以外はちゃんと聴いてない。サビ以外はわかってないまま、一発目の状態で歌わされるから、みんながいろいろなコメントしちゃう。好きな人には申しわけない! ごめんなさい! って思っています。

――微妙な音程に反響があるんですよね(笑)。

それでも逆にクセになるというコメントや、もっと真面目に歌って!とかいろいろあるから、歌って不思議だなって思いますね。僕は普段アイドルの曲しか歌わないから、『歌カラ 人生劇場』みたいな男性のボーカルでしっかり歌っていることってレアだと思う。だから聴いてほしいなって思いますね。

■いろいろなものがつまった家

――自宅で収録していてトラブルはないんですか?

そんなんで言うと、『水曜日』とかで家勝手に使われてギャーギャー言っているのに苦情来ないから、「クロちゃんの96ちゃんねる」ぐらいでは来ないですよ(笑)。だから不思議ですよね。結界でも張ってあるんですかね? 今いろいろ厳しい時代に、確かに何やっても怒られたことないですね。

――何にもないって凄いですね(笑)。

1回だけ番組のドッキリで隣の人が麻薬かなんかやっているという設定で、僕の部屋が麻薬の捜査本部みたいに勝手になっていて、ほぼ会ったことがない隣の人のことを聞かれて、「確かに怪しかったですね」と言っちゃって(笑)。その後オンエアが終わって半年後くらいにたまたま隣の人と会った時に、「僕、麻薬やっていることになってません?」って言われて、気まずい思いをしたことはあります(笑)。

――気まずい(笑)。もはや自宅が現場ですよね。

でも笑って言ってくださったので、苦情という苦情はないですね。あの部屋は借りているだけで住んではいないのでは?とよく言われますが、実際住んでますから! もう15年も。東京出てきて。そのドッキリは10年前で、いろいろなドッキリに引っ掛かりました。女の子が部屋に来た時に汚いって言われることが嫌で、お掃除ロケが来た時のためにわざと汚くてしていたら、本当にロケ隊が来たりする(笑)。自宅ではありますが、いろいろなものがつまった家なんですよね。

――さて改めて歌カラ、歌の魅力とは何でしょう?

僕がカラオケで歌うことは、演歌みたいなものだと思っています。自分が経験したことが歌に全部出るから。だからこれを観て、みんなに聴いてほしい。そしていい噂を流してほしい(笑)!

――でもブラッククロちゃんも収録していましたよね(笑)。

あの黒いほうの(笑)。でも本当に女の子は梨菜ちゃんだけじゃないので、違うギャルもいっぱいいる。ギャルのいいところって、今日は告白してもダメそうだけど、次の日テンション高い時は、もしかして?って思うこともあるから、梨菜ちゃんもたまたま今回はそう言っているだけかもしれなくて、もしかして明日会ったら好きかもってなると思う。基本的に僕ウソがつけないから、思ったことをすべて口に出しちゃうんですよ。それをこうやって裏表を撮られて正直でいいだろうと思うんですけど、女の子には隠すところは隠してほしいと言われる。これは今後の課題ですね!

■プロフィール
安田大サーカス・クロちゃん
1976年12月10日生まれ。本名は黒川明人。お笑いトリオ・安田大サーカスを、団長安田、HIROとともに結成。強面のルックスに甲高い声が特徴で、コントではボケを担当する。最近ではTBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』のドッキリ企画で見せたキャラクターが毎回SNSでも話題になり、その度に登場する自宅も有名に。