業態別長所の例文|面接における自己PR
長所を自己PRに取り入れる場合には、志望する業態や募集内容を踏まえて望まれる人材であることが伝えられる長所を取りあげましょう。
営業関連の業務
営業関連で役立つ長所は、親しみやすさ、情報収集力、目標達成への意欲、提案力、顧客との調整力などです。
例文 : 私はお客様に親近感を持たれる雰囲気づくりが得意です。プライベートに踏み込みすぎないよう線引きはしていますが、何でも話してもらい本当のニーズを探り出すことがより満足を得られる提案につながると考えています。
○年間の営業担当業務のなかで、業界知識を多方面から学びました。その結果、売り上げ目標の○% 達成を○カ月維持できました。
事務・経理業務
事務・経理業務関連で役立つ長所は、協調性やチームワーク、正確性、責任感、勤勉さ、IT系に強いなどです。
例文 : 私は集中力の高さには自信があります。勤務時間の範囲は、月約○○件の伝票の対応が可能です。頭で検算して誤入力を減らすよう努めています。
また、予算管理は場合によって他部門と調整が必要です。ときには全社的なメリットを予算の観点から説明して交渉を行い、昨年は予算を○% 圧縮して売り上げに貢献できました。
貴社でも正確なアウトプットを第一に、全社のバランスを踏まえた経理業務に貢献したいと考えています。
接客業務
飲食店やホテル、アパレル、スーパー、医療福祉業界など、人と関わる業務で役立つ長所は、真面目さや責任感、コミュニケーション力、人当たりの良さ、共感力の高さ、柔軟性などです。
例文 : もともとは人づきあいが苦手でしたが、服が好きでアパレル業界を志しました。販売業務を通して、自分が苦手なのは相手のニーズがわからず共通の話題がないからだと気づきました。
よく相手の話を聞いてお客様の求めることが何かを知るように努めたところ、どの年代の方とも話せるようになりました。家でのお手入れ方法や服のたたみ方など、お客様の関心ごとを聞き出して商品の魅力を伝えた結果、単にコーディネイトを伝えていたときよりも売り上げが○% 増えました。
貴社でも誠心誠意お客様に寄り添うことで、売り上げに貢献していきたいと考えています。
創造性が重視される業務
デザイナーなどクリエイティブな業務に役立つ長所は、責任感や協調性、行動力、発想力、向上心、応用力、調整力、課題発見・解決能力、コミュニケーション力などです。
例文 : 私の長所は、厳しい場面でも投げ出さないところです。
前職は飲食関係で、いろいろなお客様にご来店いただきました。注文以外のご要望もさまざまで、ときにはクレーム対応となる場合もあります。その際、険悪な雰囲気でも真摯にご説明すれば最終的にご納得いただけることを学びました。デザイン業界は未経験ですが、応募にあたり○○のスクールに通い基本的なスキルは習得済みです。
最終的にはグラフィックデザイナーを目指したいです。貴社で粘り強く制作にあたることで業績に貢献したいと考えています。
急成長中の業務
ベンチャー企業やスタートアップ関連に役立つ長所は、創造力、自主性、積極性、行動力、向上心、柔軟性、などです。
例文 : 私の長所は、好奇心が強いところです。前職では部門内の小集団で改善提案のグループを作り対応にあたりました。業務外の時間で集まることもありましたが、部門の業務効率が○○の観点で△△% 向上できました。
貴社は取引先企業の方から知り、業務内容やビジョンに共感して志望しました。新しいことをする際は、思ってもみない仕事が発生する場合もありますが、その苦労が楽しいと感じるため、貴社でもさまざまなかたちで貢献したいです。
長所や短所を自己PRに上手に盛り込もう
「資格や経験のアピールが多く優秀だけれど、どんな人柄だろうか」
「入社後に会社になじんで、長く働いてもらえるだろうか」
「入社後に業務についていけるだろうか」
採用担当者はいろいろなことを考えながら面接をしています。そのため、長所を伝える際は「企業にとっての採用メリットがあるか」「具体的で伝わりやすい表現か」「情報が多すぎない」かについて注意して話しましょう。
また、長所を自己PRする際は、その場しのぎに話を合わせるお調子者ととられないように、話が矛盾しないように注意して理論的に話すよう心がけることも大切です。