メルセデス・ベンツ日本は9月28日、メルセデス・ベンツ「CLS」の装備を一部改良し、発売した。なお購入者への配車は、「Mercedes-AMG CLS 534MATIC+(ISG搭載モデル)」は同日より、その他モデルは2021年1月以降順次予定している。

  • メルセデス・ベンツ「CLS」の装備を一部改良 ※画像は「CLS 220 d スポーツ」

「CLS」は流麗でダイナミックなクーペスタイルと、サルーンの快適性と機能性を融合した「4ドアクーペ」という新しいセグメントを創出したトレンドセッター。

今回の改良では、自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備した。その最大の特長の1つが人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えている。ボイスコントロールは「Hi,Mercedes(ハイ、メルセデス)」をキーワードとして起動。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応している。

  • 対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を新たに標準装備に

「Sクラス」と同等の、最新世代の運転支援システムが標準装備された。さらなる機能強化として採用された「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、通常の車速範囲内であれば自動ブレーキが作動。対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行われる。

また新たに、停車時にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場合の警告機能を採用。時速2km以上で後方から歩行者や自転車、自動車などが近づいている場合、ドアミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯する。さらに、乗員がドアハンドルに手をかけた場合、音と表示で乗員に警告する。

ボディカラーに新色「モハーベシルバー」と「ハイテックシルバー」を追加。メーカー希望小売価格(税込)は、「CLS 220 d スポーツ」が842万円。「CLS 450 4MATIC スポーツ(ISG搭載モデル)」は1,095万円。「Mercedes-AMG CLS 53 4MATIC+(ISG搭載モデル)」は1,343万円。

なお、「CLS」一部改良モデルにも、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。

また、メルセデス・ケア期間中には、希望のモデルを3回無料で利用できる週末貸出サービス「シェアカー・プラス」も利用するが可能。メルセデス・ケア終了後も引き続き2年間、一般保証、定期メンテナンスや24時間ツーリングサポートを利用できる有償のサービスプログラム「メンテナンス&保証プラス」を用意している。