水道代を節約するポイントは?

水道代を節約するためには、お風呂や洗濯といった水をたくさん使いがちな生活シーンにおいて、節水を心掛けることが大切です。

ここからは、水道代を節約するために一般家庭でできることをご紹介します。

節水シャワーヘッドを使う

節水シャワーヘッドは、少ない水でシャワーの水圧を強めるシャワーヘッドです。シャワーの強さはそのままに水の使用量を減らせるため、ストレスなく水道代を節約できます。

安価な物なら1,000~3,000円程度で入手できる上、取りつけも簡単です。シャワーヘッドによってどれくらい節水できるのかは異なりますが、一般的な商品なら少なくとも30% 程度は節水でき、中には50~60% もの節水効果がある物もあります。

洗濯はまとめ洗い・お風呂の残り湯を使う

洗濯をする際は、少しの量を何度も洗うのではなく、なるべくまとめ洗いしたほうが節水になります。 また、洗濯にお風呂の残り湯を再利用することでも、節水効果が高まるでしょう。

食器洗い機のほうが手洗いよりも節水効果が高い

食器洗い機は、一般的に手洗いよりも、水の量を減らして食器を洗うことができます。ある家電メーカーによると、5人分の食器を洗うときで比較した場合、食器洗い機で使用する水の量は、手洗いで使用する場合の6分の1程度となります。食器洗い機がある場合は、なるべく活用することをおすすめします。

節水は家計にも環境にも良い

最後に、節水は家計にはもちろん、地球環境にも良い影響を与えることについてお伝えします。 普段、何気なく使っている水は、あって当たり前の存在ではなく、限りある大事な資源であることを知っておきましょう。

地球上の水資源量には限界がある?

地球上には、水がおよそ14億km3存在しており、そのうち私たち人間が使える河川・湖沼水は、0.01% にすぎないといわれています。最近は、温暖化による異常気象などの気候変動により、水不足が加速しています。水は無限にあるものではなく、限りある貴重な資源です。

国土交通省の「水資源に関する世界の現状、日本の現状」(2002年)によると、世界156カ国のうち、日本の水資源利用率は第49位です。また、日本人1人あたりの生活用水使用量は世界でもトップレベルの多さという結果から見ると、地球環境のために、水の使い方を減らすことはできないかを考えることは必要かもしれません。

節水することで節電につながる

私たちは、生活のあらゆる場面で水を使うとき、蛇口から出てくる水そのものしか目にすることはできません。 水は、浄水場や下水処理場で処理したり、家庭や各施設に水を供給したりするときに、多くの電力を使っています。 つまり、私たちが水を使うほど、より多くの電力が必要になるということです。節水は、これらの消費電力を減らす節電にもつながります。

水の使い方を見直して節約しよう

月々の水道代を今は負担に感じていなかったとしても、今後、水不足などによって、水道代が値上がりする可能性もゼロとはいえません。 家計の節約を機に水道代と日々の水の使い方を見直し、節水を意識した暮らしを心掛けてみてください。