マイナビは9月9日、「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(8月)」の結果を発表した。調査は8月26日~31日、2021年3月卒業予定の全国の大学生および大学院生6,466名(男性2,460名、女性4,006名)を対象にWEBアンケート形式で行われた。

  • 内々定率 経年比較

    内々定率 経年比較

2021年卒大学生・大学院生の8月末時点の内々定率は、前年比5.0pt減の77.6%。5月では前年比13.8pt減と大きく前年を割り込んでいたが、6月以降は徐々に前年との差を縮め、回復傾向に。また、平均内々定保有社数は前年比0.3pt減の2.1社となった。

コロナ禍の就職活動を通して、就職活動を開始する前と比べて重要度が高くなった企業選びのポイントを聞いたところ、「安定している会社」(46.0%)が圧倒的に多く、次いで「在宅勤務やテレワークなど、多様な働き方ができる会社」(10.4%)、「一生涯勤められる会社」(7.7%)という結果に。

「安定している会社」を選択した理由を聞くと、「多少不景気になったとしても売上が安定していれば立て直しができ、WEB面接など新しいものを導入出来る力があると感じたため」、「コロナにより需要があったものでも突然発注が停止する事があると知り、どの状況でも必要となる業界へ行きたいと思った」などの声が挙がった。

  • 就職活動をいつまで続ける予定か

    就職活動をいつまで続ける予定か

次に、就職活動をいつまで続ける予定かを聞いたところ、「9月末まで」が最も高く31.4%。「10月末」(23.0%)、「11月末」(8.4%)、「12月末」(16.5%)を合わせると、年内まで活動を続ける学生の割合は82.3%と、前年よりも10.4pt増加した。