お笑いコンビ・マテンロウのアントニーが29日、YouTube公式チャンネル「それいけ!アントニーチャンネル」で、芸能界で最も優しいと感じた人物について語った。

アントニー

アントニー

29日に公開した動画「【感動】あの芸能人の優しさに涙が止まらない!しかしアイツは許せない!」で、「19歳で始めて11年目になりました」とデビューから現在に至るまでを振り返ったアントニー。

スタッフから「色んなお仕事をしてきて、『この先輩優しかったなぁ』とか聞きたい」と求められると、「こんなこと言ったら『先輩に対して気を使ってるんじゃないか』とか思われるかもしれないけど。マジで芸人の方はみんな優しいのよ」と前置きしながら、「1人、本当に優しすぎて」「芸人じゃないのよ。芸能界に入ってから出会った人」とその人物とのエピソードを話し始めた。

きっかけは、「何で俺に来たんだろうという仕事」「昔、ハモネプに出たことがあるんですよ。まさかのめちゃくちゃ音痴なアントニーが、ワールドワイドなチームに。May J.さん、ジェロさん、JOYくん、パックンさん、Kさん、ダンテ・カーヴァーさんとか。僕が突如入ることになった」。

そして、「僕以外のメンバーは前回のハモネプにも出ていて、めちゃくちゃ良い成績を残しているチーム。その当時のアントニーは、仕事選べる段階じゃなかったから、『音痴なのに大丈夫?』と思いながらも」と振り返り、「『音痴じゃん』の枠だろうなと思って、頭からめちゃくちゃボケてたんですよ。『クリス・ハートさんとキャスティング間違われました』とかワチャワチャしてたら、周りとの温度差を感じ始めて……」。

「プロの人達が本気で勝ちに行っている」と肌で感じたアントニーは、「ハモネプつらいな……」と次第に後ろ向きな気持ちに。リハーサルの場所は駅から30~40分離れたところにあり、タクシーに乗るお金もなかったことから一人で歩いて帰っていたという。

「リハーサルが終わって、駅まで30、40分かけて歩いて帰っていたら、みんなの車がバーっと出ていくのよ。そしたら、1台の車が戻って来て。『何だろう?』と思ったら、Kさん。(今では)関根麻里さんの旦那のKさん」

Kから、「アントニー歩いて帰るの? いやいや、乗っていきな! 近くに駅ないでしょ? 駅まで送ってあげるよ」と呼び止められ、駅までの車中では、「大変だよね。アントニーは芸人で、今回キャスティングされてさ。僕らはみんな歌がプロだから、こういう感じでできるけど、アントニーは分かんないもんね」と、ねぎらいの言葉も。

アントニーが、「いや、でも僕も頑張らなきゃいけなくて……」と悔しさを滲ませると、「いやいや、しょうがないよ。アントニーはアントニーができることをやればいいと思うからさ、だからみんなが上手いからプレッシャーになるかもしれないけど、本当頑張ろうね」と励まされたという。

「気づいたら涙がこぼれ落ちてて……Kさんの優しさに。すげぇ優しくて」とそのやりとりを思い浮かべ、「だから俺はあの時から言ってんだけど、芸能界で一番心がきれいで優しい人は歌手のKさんです。間違いない」と断言するアントニー。

スタッフから「JOYさんは?」と聞かれると、「あいつは誰よりも早く帰ってたわ!」と暴露し、「あいつが俺に一番優しくしなきゃいけないのに。なぜあの頃のJOYに専用の車があったのか」と不満を漏らして笑いを誘っていた。