三井住友カードは8月18日、「令和の中高生のキャッシュレス事情」に関する調査結果を発表した。調査は6月16日~19日、中高生の子どもを持つ親500名とその子どもたち(高校生260名、中学生240名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、キャッシュレス決済をしたことがある高校生は50%、中学生は35%。最も多く利用するキャッシュレス決済を教えてもらったところ、「コンビニで電子マネーを利用する」が最も多く、次いで「コンビニでQRコード決済を利用する」、「食べ物や飲み物のお店で電子マネー決済」という結果に。
キャッシュレス決済を利用する場所は、全体的にリアル店舗が多く、中でも「コンビニ」での利用が78%と圧倒的。また、よく使用するキャッシュレス決済は、1位「電子マネー」(51.2%)、2位「QRコード決済」(37.1%)、3位「プリペイドカード」(32.9%)と、あらかじめチャージして利用するタイプのキャッシュレス決済が上位に並んだ。
次に、中高生のおこづかい事情について調査を実施したところ、「定期的におこづかいをもらっている」中高生の割合は89%。その平均額は、中高生は月2,964円、高校生は月4,640円となり、93%が「現金」でもらっているとのこと。キャッシュレス決済の利用状況と照らし合わせると、令和の中高生は「現金でおこづかいをもらっても、自分でチャージしてキャッシュレス決済をしている」ことが伺えた。
お子さんへお金をキャッシュレスで渡すメリット・デメリットを聞いたところ、「簡単・手軽」(21.7%)が最も多く、次いで「使える場所が明確」(14.2%)、「使用履歴を参照できる」(10.5%)と続いた。
一方、デメリットの1位は「危険・心配」と「お金のありがたみを伝えられない」(ともに20.7%)というもの。
そこで、中高生に「現金とキャッシュレスでお金を使った感覚に違いはあるか?」という質問をしたところ、中学生39.3%、高校生48.1%が「違いがない」と回答。高校生に関しては、半数程度が現金でもキャッシュレスでもお金を使った感覚に違いはないと感じていることがわかった。