上野の森美術館は10月10日~2021年1月11日まで、「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展―名画で読み解く 英国王室物語―」を開催する。イギリスのテューダー朝から、現在のウィンザー朝までの王族たちの肖像画・肖像写真など約90点が展示される。

  • 《エリザベス1世》 Queen Elizabeth I by Unknown English artist (ca.1588) (c)National Portrait Gallery

会場では、シェイクスピアの戯曲でも知られる絶対君主ヘンリー8世やその妻アン・ブーリン、歴史上もっとも著名な女王の1人といえる「ヴァージン・クイーン」エリザベス1世、産業革命期の大英帝国を象徴するヴィクトリア女王、そして現女王のエリザベス2世など、イギリス王室の歴史を肖像画でたどることができる。

  • 《ヘンリー8世》 King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) (c)National Portrait Gallery

  • 《アン・ブーリン》 Anne Boleyn by Unknown English artist,late 16th century(ca. 1533-1536) (c)National Portrait Gallery

  • 《ヴィクトリア女王》 Queen Victoria by Bertha Müller, after Heinrich von Angeli,1900(1899) (c)National Portrait Gallery

展示される作品の、ほぼすべてが初出品となることに加え、波乱万丈な人生を送ったダイアナ妃やキャサリン妃の貴重なポートレートも楽しめるという。

  • 《エリザベス2世》 Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952)(c)William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery

本展示は新型コロナウイルス感染予防、拡散防止のため、会場内の人数制限、日時指定の事前販売となる。販売規定枚数に余裕のある場合は、当日のみ有効の日時指定券が用意され、規定枚数に達した場合は当日販売はない。詳細は公式サイト、SNSで案内される。