セコムのグループ会社でBPO及びICT事業を担うセコムトラストシステムズは8月3日「セコムあんしんテレワーク(USBリモート端末)」を2020年8月に発売すると発表した。

価格は、初期導入費用が10万円(税別)、USBリモート端末の初期費用が4000円/本(同)、月額費用が1480円/本(同)、通信装置(VPNゲートウェイ機器)の初期費用が15万円(同)から、月額費用が2万円(同)から。最小契約は10本。

  • USBリモート端末を装着した様子

新サービスは、USBリモート端末を従業員個人のPCに差すことで、テレワークを可能にするというもの。

導入企業の本社や事業所にリモート接続用のVPNゲートウェイ環境を構築した後、従業員個人のPCにUSBリモート端末を差して起動すると、専用のOSが起動して社内システムへ接続し、勤務先と同じ環境でテレワークを実施できるという。

個人のPCを使用するため、新たにテレワーク用のノートPCを用意するよりもコストを大きく抑えられるとしている。

USBリモート端末には電子証明書をインストールしており、またインターネット通信には仮想専用線接続(SSL-VPN)を用いてセキュリティを確保しているという。

USBリモート端末や個人のPCにはデータを残さないシンクライアント方式のため、紛失・盗難・破損のリスクを軽減できるとしている。

万一USBリモート端末を紛失した際は、24時間対応のヘルプデスクで利用停止処理を行うこともできるという。

  • サービスのイメージ

USBリモート端末は専用OS起動型であり、個人PCにセキュリティ対策を施していなくても利用できるとのこと。また、仮想専用線接続(SSL-VPN)のため、自宅のインターネット回線やスマートフォンのテザリング機能により接続できるとしている。

リモート接続用の通信装置(VPNゲートウェイ機器)はレンタルで提供し、設置や設定も専門スタッフが行い、24時間オンサイトでの保守体制を整えているという。

USBリモート端末は、個人PCでの初期設定の後にすぐに使用できるとのこと。また導入時に、ユーザー企業専用のヘルプデスクの設置も可能という。

セキュリティとサポート体制に関しては、ID・パスワードの入力と電子証明書をインストールしたUSBリモート端末で本人認証を実施した上で、インターネット通信には仮想専用線接続(SSL-VPN)で行う。