JR九州は、長崎本線・大村線・佐世保線で快速「シーサイドライナー」などの列車に使用されたキハ66・67形2編成のラストランを8月5日に実施する。

  • キハ66・67形のうち2編成(計4両)が8月5日にラストランを迎える

キハ66・67形は1975(昭和50)年3月のダイヤ改正に合わせて登場し、当初は筑豊本線・篠栗線の快速をはじめ、急行「はんだ」「ひた」として日田彦山線で運用されることもあった。JR九州の発足後、2001(平成13)年から長崎地区に配属となり、快速「シーサイドライナー」や普通列車で運用されてきた。

現在、10編成が活躍中だが、このうち「キハ66-5」「キハ67-5」と「キハ66-11」「キハ67-11」の2編成(計4両)が8月5日をもって引退する。ラストランはこの2編成を連結して4両編成とし、佐世保駅から早岐駅まで走行する。運転時刻は佐世保駅20時53分発・早岐駅21時6分着。途中、日宇駅(20時58分着)と大塔駅(21時2分着)に停車する。

  • 大村線を走行するキハ66・67形

ラストランの際、車内にJR九州社員からの感謝の気持ちをポスターにして掲示するほか、出発駅と車内で車掌による特別放送を実施。JR九州長崎支社公式YouTubeにて、ラストラン動画の配信を行う。ラストラン列車に乗車した人へ、オリジナルポストカードのプレゼントも。なお、キハ66・67形の残り8編成は今後も元気に走るとのこと。