
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
自転車整備士:椿 直之
大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。
現在は独立して自転車店を経営している。
大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。
特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。
通勤・通学をよりエコで快適にしたいときや、かんたんに実践できる運動方法を探しているときには、クロスバイクがよい選択肢になります。この記事では、おすすめの初心者向けクロスバイクの選び方とおすすめ商品を紹介。
快適性と走行性に優れ、通勤にも使える
クロスバイクの特徴
クロスバイクの特徴としては、快適性と走行性に優れているスポーツ用自転車になります。ロードバイクほどのスペックは必要ないけど、ママチャリでは物足りない人におすすめです!
クロスバイクはママチャリと比べても十分なスピードで走ることができるだけでなく、重さもママチャリの半分ほどです。はじめてクロスバイクを購入する人は安心できる人気メーカーやデザインで選ぶことをおすすめします。
ブレーキ性能、タイヤの種類、ギアのタイプなど
初心者クロスバイクの選び方
まずは初心者クロスバイクの選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりの初心者クロスバイクを選ぶために参考にしてみてくださいね。
通勤で使うか、サイクリングなど運動や趣味で使うか
クロスバイクの使い方から選ぶ
クロスバイクをどのように使うかによって、どんなクロスバイクがよいかが異なります。
通勤に使うなら
通勤や通学、または日常生活の移動手段としてクロスバイクを使うなら、使い勝手が快適な仕様になるように選びましょう。
太めのタイヤの初心者クロスバイクは安定感があります。また、荷物を載せるためのカゴが搭載できるようになっているタイプのクロスバイクを選べます。出かけ先で停めておくためのバイクスタンドがあるものが便利でしょう。
さらには、悪天候のときにも使えるように、泥除けをつけられるものにしましょう。
運動や趣味として使うなら
運動をするために自転車を購入したいという場合や、趣味として初心者クロスバイクを使ってみたいというケースなら、より走りやすさを重視した仕様のクロスバイクを選びます。
タイヤが細いタイプのものは、走行性がよく軽快に走らせることができ、サイクリングが楽しくなります。また、フレームの素材が長距離のライドに耐えられる頑丈なものであるかどうかも大切な要素になります。
「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」の違い
ブレーキの性能で選ぶ
初心者クロスバイクのブレーキには、大きく分けて「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」があります。
リムブレーキは、車輪のリムの部分をパットなどではさんで減速させるもので、クロスバイクのブレーキの主流です。いくつかのタイプがあり、「Vブレーキ」、「カンティブレーキ」、「キャリバーブレーキ」などがあります。
ディスクブレーキは、車輪のサイドにあるディスクをパットではさんで減速させます。より制動性が高いブレーキです。車輪のリムに直接ブレーキをかけないので、路面状況や天候によってブレーキの効きへの影響も少なく、初心者に向いています。
太めのタイヤの方が初心者向き
タイヤの種類で選ぶ
初心者クロスバイクに向いているのは、太めのタイヤです。タイヤが太いとより安定した走行ができるようになります。舗装されていない場所では、太いタイヤのほうがよりクッション性もよく、乗り心地も快適です。
ホイールの大きさは、大きければスピードを維持しやすいですが、こぎ出しが重たくなります。また、ホイールの大きさは車高にも影響するので、身体の大きさに合った高さのものをバランスよく選びましょう。
多すぎるものよりシンプルなギアが初心者向き
ギアのタイプで選ぶ
クロスバイクは、多くが前輪と後輪の両方に変速機がついていて、ギアの数が合わせて24段階程度にもなることがあります。初心者がクロスバイクを楽しむなら、よりシンプルなギアのものを選ぶとよいでしょう。
後輪だけにギアがついているタイプなら、メンテナンスがしやすく、重量の軽量化にもなります。
スチール、アルミ、カーボン、クロモリなど
フレームの素材で選ぶ
フレームの素材は、車体の重量やしなやかさ、耐久性に大きな影響があります。
シティサイクルでもおなじみの「スチール」素材のクロスバイクもありますが、「アルミ」素材のほうが軽量です。さらに耐久性と軽さを追求するなら、高価な「カーボン」素材のものもあります。しなやかさがあるのは、「クロモリ」と呼ばれる、クロームモリブデンを素材としたフレームで、クロスバイクの性能を引き出してくれます。
初心者クロスバイクには、アルミ素材がベターですが、軽さにこだわりたいなら、カーボンにしてもよいでしょう。
グリップの感触やブレーキ位置も重要
ハンドルのフィット感で選ぶ
初心者クロスバイクで大切なのは、ハンドルのフィット感です。これは、実際に触ってみる必要がありますから、通販で購入する前に、サイクルショップなどに寄ってみるとよいでしょう。
ハンドルの太さやグリップの感触。握りやすくフィットするかどうかや、ブレーキの位置を確認して、ブレーキがひきやすいかどうかを確かめてみましょう。
ハンドルが合っていないと乗っているときの疲れの度合いが高まります。
サドルの高さもポイント
乗り心地で選ぶ
実際にサイクルショップで確認する項目のひとつとして、乗り心地も確認しましょう。
初心者クロスバイクを選ぶなら、シティサイクルと乗り方が異なることを実感して、違和感なくクロスバイクが乗りこなせるかをチェックしなければなりません。
ショップの担当者の方には、サドルの高さもきちんと調節してもらい自分に合わせた状態で試乗するといいでしょう。
数万円から数十万円のものまで
初心者に合った価格帯のクロスバイクを選ぶ
クロスバイクには数万円のものから、数十万円もするモデルまで、さまざまな機種があります。
すでにクロスバイクやロードバイクなどの経験者であるなら、いろいろなこだわりがあるため、こだわりに合わせた高機能なモデルを選ぶ方も多いです。初心者のクロスバイクでは、乗り慣れるためにリーズナブルでシンプルな機能のモデルを選ぶようにしましょう。
GIANT(ジャイアント)やTREK(トレック)など
人気のメーカーで選ぶ
はじめてのクロスバイクを購入する人は、安心できる、人気のメーカーを選ぶことをおすすめします。はじめてだと、どこのメーカーのクロスバイクを購入したらいいか迷ってしまうことも。ここでは、人気のメーカー2社をご紹介します
GIANT(ジャイアント)
GIANT(ジャイアント)は、1972年に台湾で設立された世界的にも大手の自転車メーカーになります。クロスバイクのみならず、ロードバイクなど様々な種類のバイクを製造しており、世界中に愛用者がいます。
TREK(トレック)
TREK(トレック)は、1976年にアメリカで設立された、世界最大規模の自転車の製造・販売メーカーです。TREK(トレック)の特徴は、高い耐久性で国と自社のテストの基準をクリアしている製品が販売されています。
自転車整備士がアドバイス
あまりにも安すぎる価格帯には注意!
【エキスパートのコメント】
初心者はできる限りリーズナブルなものをと考える方がいますが、それは少し注意です。
3万円以下のものは、こまかい部品がママチャリの部品を流用しており、同じ素材でも重い、整備性が低いという問題もあります。
ブレーキや変速のかんたんなメンテなど、自分で覚えたいと思っても、そもそもの部品の精度が低く調整しにくいものもあります。
信頼できるメーカーの部品が採用されていると明記されている車体を選びましょう。