
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子
編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。
中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。
ハムスターの床材は、冬場は保温に役立ち、巣穴をほらせることで満足させたりと、ハムスターが快適に過ごすためにも欠かせないアイテム。この記事では専門家に話をうかがい、ハムスターの床材の選び方とおすすめの商品をご紹介!床材の交換頻度や代用品についても解説しています。
新聞紙は代用できる?
ハムスターに床材が必要な理由とは?
床材はハムスターの習性を考えると大切なアイテム。ハムスターの床材を使うおもなメリットは以下です。
・床材のクッション性で歩きやすくなる
・巣穴を掘れる
・保温効果がある
巣穴掘りはハムスターのストレスの緩和にもなるため、床材を敷くことで精神的な負担を軽減させられます。また、ハムスターは低温が苦手で巣穴に潜って体を温める習性があるので、床材が保温の役目も果たします。
また、ハムスターの床材として新聞紙や綿、布製品を使用するのは避けるのがベター。新聞紙のインクのニオイを嫌がるハムスターがいます。綿は口にすると消化管閉塞を起こす可能性が高まり、布は繊維が足に絡まってケガをさせてしまうおそれがあります。ハムスターの安全性を考えると、床材を使うのが安心です。
素材や安全性、コスパに注目!
ハムスターの床材の選び方
それでは、ハムスターの床材を選ぶポイントをチェックしていきましょう! 選び方のポイントは下記。
【1】素材
【2】安全性
【3】交換できる回数
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。ペット専門エディター&ライター・井手綾子さんのアドバイスも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【1】素材をチェックする
ハムスターの床材はおもに「ウッドチップ」「コーンチップ」「ペーパーチップ」の3種類あります。それぞれの特徴を紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ウッドチップ(木製)|幅広く使われている
ウッドチップは素材が木材の床材で、吸水性や保温性にすぐれています。ポプラなどの広葉樹はハムスターへの刺激も少ないことから、幅広く採用されています。同じく広葉樹であるシラカバは繊維状になりやすく、ハムスターが巣穴を掘りやすいです。
針葉樹は熱処理を施したタイプだと刺激性を軽減できるので、加熱殺菌されているかを確認してください。
ペーパーチップ(紙製)|肌への刺激が少ない
ペーパーチップは紙製品でつくられたタイプで、クッション性や吸水性にすぐれています。肌への刺激も少ないため、外傷や手術後などに使用する床材として適しています。
紙質の色が白のタイプだとハムスターの尿の色がつき、掃除するポイントを見つけやすいです。また、ハムスターが出血した場合も一目で気づくため、体調を管理しやすい素材といえます。
コーンチップ(トウモロコシ製)|食品素材を使った床材
コーンチップはトウモロコシの芯や穂軸を切断・乾燥させたタイプです。吸湿性が高くアンモニアなどのガスを吸着してくれます。また、ほかの種類とは異なりホコリがほとんど出ず、ハムスターが口にしてもいい素材です。
しかし、トウモロコシはもともと食品です。こまめに掃除をしないと腐食やカビの発生を招くので注意しましょう。
【2】安全性で気をつけたいことは?
ここでは、ハムスターの床材選びで気をつけたいポイントをふたつ紹介します。
破片が混入していないか
ウッドチップは木材を削ってつくりますが、粉砕が甘いと大きな木片のままパッキングされてしまいます。先端が鋭い木片はハムスターの体にキズを負わせる可能性があり危険です。
パッケージを見て木片の混入がないかのチェックがおすすめです。ネットで購入する場合は口コミをよく確認してください。海外製など安価な商品だと木片や異物混入のおそれもあるため注意が必要です。
体質に合わせた素材選びと使用を避ける素材
ハムスターは肌が敏感な動物です。床材の素材によっては刺激が強く、肌や体調に悪影響を与える場合があります。
マツやスギなどの針葉樹を採用したウッドチップや、加熱処理をしていないものはアレルギーを起こしやすいので、心配な人は避けたほうがよいでしょう。
【3】交換できる回数をチェック
床材は10日に1回程度の交換が推奨されています。そのため、1袋でどのくらい交換できるかを確認しましょう。10〜12リットルの床材は3〜5回交換できるとされています。
一般的に床材は2〜3cmほどに敷き詰めるといいです。夏など気温が高い時期は巣穴掘りの回数も減るため、床材を減らしてもいいでしょう。冬の寒い時期は増やして保温させることが大切です。価格と内容量を見て買い続けられる商品を選ぶようにしましょう。
ペット専門エディター&ライターからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
食べてもよい素材か確認する
ハムスターのなかには床材を食べてしまう子がいます。まずは床材を食べるかどうかを確認、もし食べるようならペーパーチップは避けるようにしましょう。
また、ウッドチップを選ぶときは、まず素材のチェックを。広葉樹より針葉樹のチップのほうが多く市販されており、価格も手に入りやすいものがあります。広葉樹のものか、針葉樹であっても加熱処理してあるものを選ぶようにしてください。