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【この記事のエキスパート】
モーターサイクル・ジャーナリスト:野岸“ねぎ”泰之
30年以上にわたってバイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車のインプレッションやアイテムレビューも多く執筆。また、バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』を仲間と運営するなど幅広く活動している。
日本の全都道府県をバイクで走破しているほか、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。キャンプツーリング好きのため、バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になる。現在の愛車はヤマハMT-09トレーサー、TT-250Rレイド、カワサキKSR-II。
この記事では、バイクでのツーリング中に、仲間と会話をするための道具であるバイクインカムの選び方、ユーザーのイチオシ、編集部が厳選したおすすめ商品を紹介します。ビーコムやデイトナ、SENAといった人気メーカー・ブランドの音楽を高音質で楽しめる商品、フルフェイス対応の安い商品などをピックアップ。
バイクインカムとは
バイクインカムとは、仲間とのツーリング時に同時通話することができるアイテムのことです。2人から6人程度の人数と同時に通話することができるので、少し離れた距離のコミュニケーションに役立ちます。
複数人と通話するための用途だけでなく、スマホやオーディオ機器と接続することで、音楽を聞く機器に変換します。ツーリングにはもちろん、登山やキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍してくれるすぐれものです。
製品のなかには、付け方や操作がかんたんな初心者向きのものがありますので、はじめてバイク用インカムを購入される方はかんたん操作の製品を選びましょう。
バイク用インカムの選び方
バイクでのツーリング中に、仲間と会話をするためのアイテム「バイクインカム」の選び方は、使う人のツーリングの楽しみ方や、どのような機能を求めるかによって異なってきます。
この記事では、モーターサイクル・ジャーナリストの野岸“ねぎ”泰之さんのアドバイスをもとに、バイク用インカムの選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイントは下記。
【1】利用可能な「人数」をチェック
【2】通話可能な「距離」をチェック
【3】連続利用が可能な「時間」をチェック
【4】悪天候にも対応! 「防水機能」の有無をチェック
【5】ツーリングを快適に!「付随機能」もチェック
【6】操作性も要チェック!
【7】ツーリングスタイルに合ったメーカーを選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】利用可能な「人数」をチェック
まずはツーリングをする人数を決めましょう。ひとりで気ままに走るソロスタイルか、数人で同じ行き先に向かうのか、ツーリングの楽しみ方は人によって違うもの。
ふたり乗りのタンデムスタイルで会話を楽しみたいなら、ふたり同時通話対応の製品で充分ですし、それ以上の人数なら、3~4人で使えるタイプのインカムがおすすめです。基本的に同時通話人数が多いほど製品の価格があがっていくことも頭にいれておきましょう。
【2】通話可能な「距離」をチェック
バイクインカムには、通信可能距離が設定されています。タンデムで利用する場合や市街地での通話では、バイク同士の間にそこまで距離が開く心配はないですが、通信可能距離は800mほどある製品だと安心ですね。
通信距離が短いものだと、間に車や障害物が入ってしまうと電波が届きにくくなってしまうこともあります。複数人で同時通話したいなら、通信可能距離1200m~1600mほどのものを選べば、走行中にある程度距離が離れても会話が続けられるでしょう。
【3】連続利用が可能な「時間」をチェック
バイクインカムの連続使用時間は、1日にバイクに乗る時間に合わせて選びましょう。遠出をしないのであれば連続で3~4時間使用できるタイプでも問題ありません。
ロングツーリングをする場合でも8時間以上連続使用できるもので充分対応できるでしょう。バイクインカムは充電バッテリーで作動します。休憩などで走行しないときは電源をオフにするなど工夫すると、バッテリーが節約できます。
【4】悪天候にも対応! 「防水機能」の有無をチェック
ツーリング中に突然雨が降ってしまう場合に備えて、防水機能・防塵機能が付いているか確認することをおすすめします。バイクインカムは常に外部に本体がさらされている状態で使用するので、JIS規格をクリアしている製品の方がより安心です。
防塵・防水性をあらわすIPが54以上であれば、多少の雨中や塵が多く舞う高速道路でも快適に走行できます。
【5】ツーリングを快適に!「付随機能」もチェック
とくにソロツーリングでの長時間バイク走行では、意外と退屈になり音が欲しくなるもの。そんなときに便利なのがラジオ機能です。ラジオ機能がついていればツーリング先のローカル情報を得られる場合もあります。
また、音楽共有機能の付いているインカムなら、仲間と一緒に音楽を楽しむことができ、より快適なツーリングができますよ。
【6】操作性も要チェック!
【エキスパートのコメント】
モーターサイクルジャーナリストによるアドバイス
多くの機能を使いこなすにはボタン類の操作のしやすさもチェックしたいところです。操作時の音声案内や声で操作ができるボイスコマンド機能を搭載していると便利ですね。
また、他社製インカムとの接続のしやすさも重要なポイントと言えるでしょう。
【7】ツーリングスタイルに合ったメーカーを選ぶ
ツーリング仲間が決まったメンバーなら、同じメーカーでそろえるようにしましょう。ほかのメーカーでもペアリングは可能ですが、対応できないアプリなどもあるのでご注意を。機種は違っても同じメーカーでそろえていれば、安定感のある会話が楽しめます。
毎回違う仲間と走る、まだ決まったツーリング仲間がいない方は、人気のハイエンドモデルを選ぶのがおすすめです。人気の機種ということで偶然そろう可能性もありますし、機能が充実しているのもおすすめのポイントです。また、他社接続が可能なモデルもあるので、事前に確認しましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)