主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」(ビースタイル運営)の調査機関しゅふJOB総研は7月6日、働く主婦を対象とした「コロナ禍と夫の家事育児」に関する調査結果を発表した。調査期間は2020年5月27~29日、有効回答は866人。

夫の家事・育児、「満足」は2割未満

  • 夫が「もっと積極的に取り組んだ方が良い」家事・育児 コロナ禍発生前比較:増加ランキング

コロナ禍で在宅時間が増えている中、夫は家事・育児に十分取り組んでいると思うか聞くと、「少しは行っていて不満はない」が31.6%と最も多かったものの、「少しは行っていたが不満」が29.6%、「全く行っておらず不満」が20.6%と、半数超の50.2%が不満と回答。一方、「十分行っていて満足」は18.2%にとどまった。

コロナ禍発生前の2019年11月調査と比べると、「全く行っておらず不満」(2019年11月14.0%)との回答が6ポイント以上増加していた。

夫が積極的に取り組んでいる家事・育児は、1位「買い物」(41.1%)、2位「ゴミ出し」(36.1%)、3位「掃除や片づけ」(30.4%)。一方、夫がもっと積極的に取り組んだ方が良い家事・育児は、1位「掃除や片づけ」(42.5%)、2位「料理」(37.3%)、3位「名もなき家事全般」(35.0%)となった。

コロナ禍発生前と比べると、夫への要望率が最も増えた家事・育児は「料理」(8.9ポイント増)で、以下、「買い物」(8.6ポイント増)、「子どもの宿題・勉強」(7.0ポイント増)と続いた。

反対に要望率が減った家事・育児では、「子どもの学校行事」(8.7ポイント減)、「自治会など地域活動」(4.9ポイント減)、「PTA」(4.0ポイント減)が上位に並び、休校や外出自粛が影響したと考えられる。