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【この記事のエキスパート】
住生活ジャーナリスト:藤原 千秋

住生活ジャーナリスト:藤原 千秋

木質プレハブ系大手住宅メーカー営業職出身。

主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆して約20年。企画、広告等多様な業務に携わる。

TBS系『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。

プライベートでは三女の母。


置き型消臭剤は、玄関や部屋、トイレなどニオイが気になるさまざまな場所で活躍します。ここでは、置き型消臭剤の選び方とおすすめ商品を紹介。消臭力が強力なものや無香料、ペット向け、おしゃれなデザインをなどをピックアップ。ビーズや液体などタイプごとの違いも解説します。

タイプ、置き場所、期間で
置き型消臭剤の選び方

置き型消臭剤を選ぶときは、中身の形状や消臭タイプなどを確認して購入することが大切です。それによって消臭力や香りが変わります。それぞれのポイントを紹介していくので、自分に合った置き型消臭剤を選ぶときの参考にしてみてください。

ポイントは下記の通り。

【1】消臭剤のタイプ
【2】置き場所や用途
【3】消臭剤の中身
【4】デザイン
【5】消臭効果を感じやすい芳香タイプ
【6】使用期間

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】タイプで選ぶ

一般的に販売されている商品には、消臭剤・消臭芳香剤・脱臭剤の3つのタイプがあります。ニオイの原因を取り除くだけでいいのか、そのあとにいい香りを漂わせたいのかによって選ぶタイプが変わってきます。

消臭剤|成分を「発散」してニオイを中和

出典:Amazon

消臭剤はニオイの原因となる物質を化学的に中和することでニオイを抑えます。基本的に消臭剤は無香料のものが多いので、芳香剤の香りが苦手な人や、好きなフレグランスを使用したい場合に適しているでしょう。

ただし対応していない悪臭成分は除去しきれない可能性がでてくるので、取り除きたいニオイの種類に対応しているか確認したうえで購入するのがポイントです。

消臭芳香剤|ニオイを抑えながら香りでカバー

出典:Amazon

消臭芳香剤は消臭しながらいい香りを楽しめるのが特徴。一石二鳥の便利アイテムです。

消臭剤と同じようにニオイを取り除いてから香料で香りを上書きするものと、ニオイをペアリングするものの2種類があります。ペアリングするタイプの消臭芳香剤は特定の悪臭成分を利用し、イヤなニオイをいい香りに変えてしまうのが特徴です。

脱臭剤|ニオイを「吸収」して消臭

出典:Amazon

脱臭剤は活性炭や活性粘土などが持っている、微細な物質を吸着する性質を活かして消臭します。ニオイ成分そのものを吸着して、ニオイを元から取り除けるのがメリット。狭い空間で効果を発揮しやすいので、冷蔵庫や靴箱などでの利用がおすすめです。

ただしどんなニオイも吸着してしまうので、芳香剤などと一緒に使用するといい香りも半減してしまいます。同時に利用するのは不向きなので注意しましょう。

【2】置き場所や用途から選ぶ

出典:Amazon

置き型消臭剤はリビングやトイレ、ロッカー、車内などさまざまな場所で使用できます。大きすぎても邪魔になってしまうことがあるので、購入する際にはサイズにも注目してください。

また、たばこ臭やアンモニア臭など消臭したいニオイがはっきりと決まっている場合、それに特化している製品を選びましょう。

使うシーンとそれに合わせた消臭剤のタイプは下記を参考にしてください。

【3】消臭剤の中身で選ぶ

消臭剤の中身はビーズタイプ・液体タイプ・ゼリータイプ・固形タイプの4種類があります。タイプによって消臭能力や消臭範囲が違います。また、お子さんやペットがいるご家庭で使用する場合は、危険性もきちんと確認しておきましょう。

ビーズタイプ|おしゃれでインテリア向き

出典:Amazon

ビーズタイプは、ビーズに含まれる消臭成分が少しずつ蒸発することでニオイを抑えます。広めの範囲に漂わせやすく、消臭成分が減ると小さくしぼんでいくため、変え時が分かりやすいのもメリットです。

見た目もキラキラとしてきれいですが、お子さんやペットが誤って食べてしまう危険性もあります。お子さんやペットの手の届かないところに置くようにしましょう。

液体タイプ|空気中のニオイを素早く中和

出典:Amazon

液体タイプは消臭成分が入った液体をろ紙などに染み込ませ、蒸発させて使用します。香りの種類がほかのタイプより比較的豊富で、好みの香りを取り入れやすいのもメリットです。特に、ろ紙を使用している場合は、悪臭を吸着するため、空気中のニオイを素早く中和することができます。

倒してしまうと液体がこぼれる構造の商品が多いので、お子さんやペットがいるご家庭では設置場所に充分気をつけなければなりません。容器が透明であれば、中身の減り具合が一目で分かりやすいでしょう。

ゼリータイプ|中身がこぼれにくい

出典:Amazon

粘度が高いゼリータイプは、ビーズタイプや液体タイプと違って揺らしても中身がこぼれにくい特徴があります。そのため、振動が多い車の消臭に活用しやすいタイプです。

自重もあるので転倒の心配も少なく済みますが、蒸発口が広くゼリーが指で触れやすい商品もあります。絶対に安全というわけではないので置く場所を考えて使用しましょう。

固形タイプ|人体にやさしく効果も長持ち

出典:楽天市場

炭やい草などの天然素材をそのまま利用している固形タイプは、人体にやさしく使えるのがメリット。また、炭・木製チップ・鉱石・珪藻土などは、消臭効果の持続性もメリット。ニオイ成分を吸着する脱臭剤がほとんどで、なかには天日干しで乾かすことで繰り返し使うことができる素材もあります。

その場合はお手入れの手間がかかりますが、長く使えるのでコストパフォーマンスがよくなるのもポイントです。約2年間も使い続けられるものもありますよ。

【4】デザインもチェック

使用する場所に合わせて消臭剤のデザインを選んでみましょう。

自動タイプ|コンパクトで目立たない

出典:Amazon

電池を入れたりコンセントに繋いだりして、電力で消臭成分や芳香成分を放出する自動タイプの消臭剤です。

人感センサーが付いているものもあり、効率的に消臭できるのが魅力です。人が出入りする玄関などに置くのがおすすめです。

スティックタイプ|おしゃれなインテリアになる

出典:楽天市場

スティックに染みこんだ薬剤を部屋に放出するタイプは、ルームフレグランス感覚でおしゃれに使えるのが最大の魅力。

消臭効果に加えて香りを放出するタイプが多いので、デザインや香りにもこだわる方におすすめです。

ユニークでおしゃれな容器|好みのデザインを楽しめる

出典:Amazon

上記2つのタイプ以外にも、ユニークでおしゃれな形の容器がさまざまなメーカーから販売されています。

女性向けのかわいいカラーやメンズ向けの落ち着いたカラー、個性的なボックスタイプも。消臭剤の見た目にもこだわって探してみてください。

【5】大きな消臭効果を期待するなら芳香タイプを!

出典:Amazon

芳香タイプは香料が含まれているので、ニオイを消すだけでなくいい香りも漂わせることができます。無香料タイプでもしっかりとニオイを取り除くことは可能ですが、芳香タイプのほうが即効性を感じやすいでしょう。

芳香タイプは2種類あります。ひとつはニオイをマスキングする芳香剤。マスキングとは悪臭成分よりも強い香りを漂わせることで、ニオイを感じにくくする方法です。もうひとつは前述した、消臭しながら香りを漂わせる消臭芳香剤が当てはまります。大きな効果を期待するなら芳香タイプを選びましょう。

【6】使用期間のチェックは忘れずに!

出典:Amazon

置き型消臭剤には使用期間があります。ラベルや裏面などに使用期間が記載されている商品が多いので、購入前に確認するようにしましょう。

コンパクトなタイプだと価格はお手ごろですが、使用期間は短いものが多く交換する手間も増えます。一方、使用期間の長いタイプだと交換する手間は少なくなりますが、そのぶん容量も大きくなり設置場所を選ぶ可能性が高くなります。どちらを優先するか確認したうえで選びましょう。

住生活ジャーナリストからアドバイス

【エキスパートのコメント】

脱臭したいニオイに対応した商品を

イヤなニオイを気にならない程度に減らす目的で置かれる「置き型消臭剤」。商品の特性を把握しないまま、漠然とした使い方や置き方をすると効果を感じられなくなるので注意してください。ご自身や家族の不快源となるニオイを特定しながら、効果のある商品をしっかり選びましょう。あくまで二次的な解決策、対処法であるという前提ではありますが、うまく活用して快適な空間を作ってください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)