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【この記事のエキスパート】
助産師・看護師・保育士:河井 恵美
看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。
青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。親御さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。
現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。
インターネットでエミリオット助産院を開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。
赤ちゃんの寝かしつけなど、あると便利な「おしゃぶり」。この記事では助産師に取材のもと、おしゃぶりのメリット・デメリットや選び方、おすすめ商品を紹介します!出っ歯など、歯並びに影響が出ないおしゃぶりを知りたい方は要チェックです。
知っておきたい!
おしゃぶりのメリット&デメリット
ママやパパの育児の負担を軽減してくれるおしゃぶり。便利な一方で「出っ歯になる」「歯並びが悪くなる」など、おしゃぶりについてのデメリットを聞くこともありますよね。購入を迷っている方もいるでしょう。
ここでははじめに、おしゃぶりを使うのメリットとデメリットを紹介します。
【メリット】ぐずり対策や寝かしつけに効果的
おしゃぶりを使うおもなメリットは以下3つ。
1.ぐずっている赤ちゃんが泣き止む
2.寝つきがよくなり寝かしつけがラクになる
3.指しゃぶりの対策・改善につながる
赤ちゃんは生まれつき『吸啜反射(きゅうてつはんしゃ・きゅうせつはんしゃ)』という、口に触れた物を無意識に吸う性質を持っており、赤ちゃんはこの『吸う』行為により、気持ちを落ち着かせることができるのです。
常に使わなくとも、外出先や車内、公共交通機関などでぐずってしまったときの対策としてひとつは用意しておくママが多いようです。とくに、出先ですぐに授乳をしてあげられないときにおしゃぶりを与えると、赤ちゃんが安心してくれますよ。
【デメリット】使い続けると歯並びに影響する
おしゃぶりを使うおもなデメリットは以下2つ。
1.歯並びへの影響
2.くせになってしまうとやめさせるのが大変
よく聞くのが、「おしゃぶりを使うと出っ歯になる」という話。歯が生え始めてからも長期間おしゃぶりを使用していると歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。また、依存してしまうとやめさせるのが一苦労。これらのデメリットへの対策は、常時くわえっぱなしにせず、必要なときだけおしゃぶりを使うことです。
なかには、歯並びに影響しづらい形状になっているおしゃぶりも多数販売されています。そういったものを上手に選んでいきましょう!
おしゃぶりはいつからいつまで使えるの?
おしゃぶりは新生児用から販売されているので、生まれたての赤ちゃんでも使うことができます。
ただし、歯が生えてからも使用を続けてしまうと歯列やあごの発達に影響がある可能性があります。そのため、できれば2歳頃までには使用を中止するとよいといわれています。
新生児から使える!
おしゃぶりの選び方
助産師・河井恵美さんに取材のもと、おしゃぶりの選び方を詳しく解説していきます。
まずは対象月齢や年齢を確認しよう
おしゃぶりは、使用する赤ちゃんの月齢や年齢に応じて、適切な形状やかたさが異なります。
新生児や吸う力の弱い低月齢のときには、おしゃぶりも小さく少しの力でも吸えるものが多いです。一方、月齢が上がるほど発達するあごや吸う力に応じて、おしゃぶりのニップルが大きくなったりかたくなったりと変化します。
おしゃぶりの素材で選ぶ
おしゃぶりは、大きく分けてシリコン製と天然ゴム製があります。材質の特徴をふまえてぴったりの商品をえらびましょう。
シリコン製
おしゃぶりの一般的な素材として使用されているのが、哺乳瓶のニップルと同じ素材であるシリコーンです。シリコン製のおしゃぶりは形や大きさ、種類も豊富にあるため、赤ちゃんの月齢や吸う力に合ったものを選びやすいです。
また、消毒方法が煮沸のほか薬液、電子レンジなどいろいろな方法に対応しているのも魅力です。
天然ゴム製
天然ゴムを素材としているおしゃぶりは、シリコーン製よりもやわらかいのが特徴です。吸う力の弱い赤ちゃんや、新生児から使えるものもそろっています。ニップルのやわらかさを重視するのなら、天然ゴム製にする選択肢もあります。
ただし、赤ちゃんによってはゴムのにおいをいやがって使えないこともあるでしょう。また、熱を加えすぎてしまうとゴムが変形してしまうため、消毒には注意が必要です。
赤ちゃんがくわえやすいニップルの形を選ぶ
赤ちゃんがくわえる部分を「ニップル」といいます。ニップルの形やサイズは商品によってさまざま。サイズは月齢によって適正なものを選ぶのが望ましいですが、形に関しては赤ちゃんがくわえやすいものを好みで選んでOK! 詳しくみていきましょう。
丸型|哺乳瓶に慣れている赤ちゃんはくわえやすい
ニップルが丸い形になっているものは、ふだんからよく哺乳瓶を使う赤ちゃんにおすすめの形状です。ママの乳首と似ている形状なので、比較的くわえやすいです。
ただし、吸う力が弱い赤ちゃんにとっては少し加えづらいこともあるようです。
平型|楕円形で吸う力が弱くても使いやすい
平型は、丸い形をつぶしたような、平たい楕円形をしています。このタイプのニップルは、赤ちゃんの小さな口にもフィットする形状のものが多く、吸う力が弱い赤ちゃんでもくわえやすいのが特徴です。
丸型と平型で迷ったら、好みで選んで問題ありません。
マウスピース型|鼻呼吸促進・出っ歯防止が気になる方に
ニップルの一般的な形は「丸型」と「平型」ですが、最近はマウスピースのような形のおしゃぶりも販売されています。
このタイプは、出っ歯になりにくい形状として設計されています。おしゃぶりを使うことで赤ちゃんの歯並びが心配な方は、このマウスピース型にも注目してみてください!
また、マウスピース型のおしゃぶりは、口が自然に閉じる構造になっています。そのため、口呼吸がしづらくなり、鼻呼吸が促進されます。赤ちゃんの口呼吸やいびきでお悩みの場合は、マウスピース型をチェックしてみましょう!
消毒方法もチェックしておこう
赤ちゃんが口に加えて使用するおしゃぶりは、哺乳瓶と同じく消毒して使用します。消毒方法はおしゃぶりによって異なるため、購入前に消毒方法についても確認しておきましょう。
消毒方法には煮沸、薬液、電子レンジ消毒の3つの方法があります。哺乳瓶を使用している場合は、同じ消毒方法に対応しているおしゃぶりを選ぶと、哺乳瓶と一緒に消毒ができてお手入れもラクちんです。
そのほかあると便利な機能にも注目!
おしゃぶりは商品によっていろいろな機能があります。必要に応じて、以下のような機能にも注目して商品を選んでいきましょう。
◆ホルダー付き
落下や紛失を防ぐことができます。外出時や移動中におしゃぶりを使うことが多い方におすすめです。
◆収納ケース付き
おしゃぶり使わないときに、衛生的にしまっておくことができます。専用のケースなら、ぴったり収納できるのでサイズに迷うこともないでしょう。
◆暗いところで光る
光るタイプのおしゃぶりは、暗い部屋でも瞬時に見つけることができるため、赤ちゃんの夜泣きにも素早く対応できます。
迷ったら哺乳瓶と同じメーカーを選ぼう
どれがいいか迷ったときは、使い慣れている哺乳瓶と同じメーカーの製品を選ぶのもひとつの手です。
ニップルの形状はメーカーごとに異なるため、乳首の柔らかさや形にこだわりのある赤ちゃんには、哺乳瓶と同じメーカーのおしゃぶりを選んであげると失敗しにくいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)