
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
デザインを軸としたマルチプレイヤー:ウエダ シホ
ブランディング・デザイン事務所にデザイナーとして入社後、「言葉はクリエイティブの基本」という考えのもとデザイン・プラニング・ライティングを専業にする。
現在はフリーランスのライター&デザイナーとして活動を拡大中です。
ライフワークは発酵食材(梅干しや味噌)の工作料理。職人技やプロダクトデザインが光るキッチンツールの収集家としても活動。
おかずの作り置きなどの食品の保存に大活躍のタッパー型保存容器。冷蔵・冷凍保存はもちろん、お弁当箱としても使えます。この記事ではタッパー型保存容器の選び方とおすすめ商品をご紹介。「プラスチック」「ガラス」「ホーロー」「ステンレス」と材質別に紹介します。
キッチンツール収集家に取材
タッパー型保存容器の選び方
まずは、タッパー型保存容器を選ぶ際のポイントをおさえておきましょう。ポイントは以下のとおりです。
【1】本体の材質
【2】パッキンやバルブがついているか
【3】形状やサイズ
【4】保存容器の得意分野
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。キッチンツール収集家のウエダ シホさんからのアドバイスも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【1】本体の材質で選ぶ
食材を保存する目的のタッパー型保存容器は、何よりも本体の材質が決め手です。よく比較される「プラスチック製」「ガラス製」「ホーロー製」「ステンレス製」の特徴から見ていきましょう。
軽くてリーズナブルな価格の「プラスチック製」
比較的安価なので、プラスチック製が一番手に入りやすいでしょう。「ポリプロピレン」「ポリエチレン」と材質表示に書かれているものもプラスチックに含まれます。軽くて中身が確認できるうえに、レンジや冷凍に対応しているので気軽に使えます。
ただし、プラスチックには見えないほどの小さな穴が開いているので、カレーやトマトソースなどの食材を入れると色やニオイが移りやすいのが弱点です。使うほどに目のこまかい傷がたくさんついたり硬化して痛んでしまったりすることもあるので、使用頻度に合わせて買い替える必要があります。
中身が見えてすっきり洗える「ガラス製」
ガラス製のタッパー型保存容器は、中身が見えやすいので食材を管理しやすいのがメリット。耐熱ガラスなら、レンジやオーブンの使用も可能なので、保存していた料理を温めてからそのまま食卓にサーブできるのも魅力です。
また、ガラス容器はニオイや色移りも少なくて済みます。ただ、落とすと割れる恐れがあるので、お子様が使用するシーンには向きません。丁寧に扱えば長持ちはしますが、比較的高価なものが多いです。本体がガラスでも、フタはプラスチックでできている商品もあります。
酸性の強い食材には「ホーロー製」
ホーローは酸性の食材を入れてもニオイや色移りが少なく、劣化もゆるやかなので、長期保存することが多い梅干しや酢漬けにぴったりです。
また、冷凍保存できるうえに直火にもかけられるものもあるのが驚きのメリットです。冷凍していたカレーをそのままガスコンロにかけて温めることもできます。
デメリットは、透明ではないので中身が確認できないことと、高価であること、そして電子レンジが使えないことです。
さびにくい「ステンレス製」
ステンレス製のタッパー型保存容器は、錆びにくく丈夫なことがメリットとして挙げられます。洗いやすくて汚れ落ちがいいので清潔さを保てるうえに、ニオイや色移りの心配もないので長く使用できます。
軽くて落としても壊れにくく、高い熱伝導により保冷庫に入れておくと冷たさをキープしやすいので、アウトドアシーンでも活躍します。
ただし、レンジやオーブン、直火、食洗機、乾燥機が使えないので注意が必要です。
【2】パッキンやバルブがついているかも確認
鮮度を保つには、密閉性、気密の高さが求められます。フタにパッキンやバルブがあると、空気が通りにくく保存性が高くなる傾向にあります。また、留め具がついていると揺れたり落としたりしてもフタが外れにくくて安心です。
液状の食材を入れる目的なら、パッキン付きのものか、パッキンがない場合はフタのかみ合わせの深いものを選ぶと液漏れの心配が少なくなります。
【3】形状やサイズもチェック!
家族が多いご家庭や作り置きをよくする方は、たくさんタッパー容器をお持ちだと思います。キレイにスタッキングできればキッチン棚や冷蔵庫内がスッキリしますよ。
毎日使うプラスチック製、オーブン料理にはガラス製、酢の物を保存するホーロー製というように用途に分けて違うメーカーのものを使用するなら、なるべく入れ子になるようにサイズを調べてから購入すると、収納時にストレスがたまりません。
【4】保存容器の得意分野に合わせて使いこなして
【エキスパートのコメント】
タッパー型保存容器は、材質によって得意分野が違います。
コスパの高いプラスチック製は毎日の調理にどんどん使って、耐熱ガラス製は作り置きしていたオーブン料理に、酢の物は酸に強いホーロー製に入れておくといいです。
熱伝導率のよいステンレス製は保冷剤と一緒にお肉を入れてBBQに……など、用途に合わせれば使いにくさにモヤモヤすることはありません。
ほかにも食洗機が使えるかどうかや、収納場所とサイズが合うかなども考慮すれば、より自分にぴったりのものを選べますよ!