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【この記事のエキスパート】
料理ライター:横川 仁美
料理研究家(Nadiaアーティスト)。管理栄養士の資格を取得後、保健指導を中心に2500人以上にアドバイスを提供。現在はコラム執筆・監修、レシピ作成を中心に活動。特に家庭的な料理の考案に力を入れ、企業のブランドイメージやコンセプトに沿った料理を提案し、消費者に商品の価値を伝える役割を果たしている。
この記事では、管理栄養士監修のもと、クレープパンの選び方とおすすめ商品をご紹介します。IH対応の商品や、ストウブ、デバイヤー、ティファールといった人気メーカーもラインナップ。おうちでクレープを上手に焼くコツも掲載していますので、ぜひご参考に!
普通のフライパンで作るのと違う?
クレープパンとは?
そもそも、クレープパンとはどんなものなのでしょうか? クレープパンとは、クレープの生地を焼くのにぴったりのフライパンです。一般的なフライパンに比べると、フチが低くて深さがない形をしています。
普通のフライパンを使ってもクレープの生地を焼くことができますが、一番の違いは「生地のはがしやすさ」。クレープパンに生地を流すと、浅いフチに数ミリ生地が広がり、熱が通るとそのフチが持ち上がるようにはがれてくれます。
より本格的なうす~い生地のクレープ生地を作ることができるだけでなく、お好み焼きやパンケーキなどもうまく焼けますよ! フランスでは一般的なガレット作りもおすすめ。おしゃれな朝ごはんにぴったりです。アイデア次第でクレープ以外の使い道もたくさんあります。
IH対応やサイズに注目!
クレープパンの選び方
まずはクレープパンの選び方をチェックしていきましょう。管理栄養士・横川仁美さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのクレープパンを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】プレートのサイズで選ぶ
クレープパンは16~30cmほどのサイズが展開されています。まずは作りたい大きさのクレープを想像することが大切。焼いた生地を半分に折って、くるくると巻いたときのサイズをイメージすると、クレープパンのサイズも選びやすいでしょう。
おすすめは、26cm~28cm。このサイズだと、お店で食べるクレープよりひと回り小さいくらいのサイズです。お家で作るなら、ちょうどいいサイズ感ですよ!
家庭で使うなら、コンロに収まるサイズかどうかや収納スペースも確認しておきましょう。
【2】素材で選ぶ
クレープパンの材質もさまざまで、お手入れの仕方も変わってきます。それぞれの特徴を知ってクレープパンを選びましょう。
表面加工タイプ|手軽で失敗しにくいので初心者におすすめ!
表面加工されているクレープパンは、くっつきにくいのが特徴。生地を裏返しやすく、焼いたあともお皿にうつしやすいので初心者向けです。
ただし、使い続けるうちに表面加工されたコーティングがはがれて、効きめがうすくなってきます。耐久性が高いものは価格も高くなるので、使用頻度を考えて選んでみましょう。
鉄製|頑丈だけどお手入れは忘れずに
お手入れの手間はかかりますが、頑丈なのが特徴の「鉄製」クレープパン。使いはじめる前に、加熱して油をコーティングしましょう。食材が焦げつきにくくなり、扱いやすくなります。
使用後は、水気をしっかり拭き取らないとサビてしまうので注意が必要。鉄製なので重量がありますが、きちんとお手入れすれば長い期間使えます。
アルミニウム製|使いやすく、熱伝導率も高い!
軽さと熱伝導のよさが魅力の「アルミニウム製」。クレープ生地などの薄いものは、さっと短い時間で焼けるのがうれしいアイテムです。
お手入れがかんたんなのも魅力のひとつ。使用後は食器用の洗剤で洗えて、汚れが気になったときはタワシなどでこするだけです。軽くて持ちやすいので、大きめのクレープパンを選んでもうまく扱えます。
【3】斜めフチはフライ返ししやすい!
フチの深さや形によって、焼きやすさが変わってくるのでしっかりとチェックしましょう。フチが浅いものは、お皿に取り出しやすく便利。
また、フチが斜めになっている形状のものは、フライ返しが使いやすいのが魅力です。裏返すときに生地が破れるなどの失敗が減るので、初心者もかんたんにクレープが作れます。商品によってさまざまな形状のものがあるので、注目しておきましょう。
【4】IH対応かどうかで選ぶ
IHクッキングヒーターで調理したい場合は、対応しているかどうかチェックしましょう。ガス火とIHの両方に対応しているクレープパンも多いですが、材質によっては非対応のものもあります。
アルミニウム製はIHでの調理ができませんが、底面に加工があり対応できる商品もあります。お買いものをするときに、メーカーの説明書を確認して失敗のないようにしましょう。
【5】持ち手に穴があいていると収納しやすい
持ち手の端の形状に注目してみましょう。穴があいているとキッチン棚のフックなどに引っかけて収納できるので便利です。
また、持ち手の素材が樹脂や、木などの自然素材なら調理中も熱くならないので、スムーズに行えますよ。
【6】付属品は必要に応じて選ぼう
クレープの生地を広げるT型の棒「スプレッダー(トンボ)」や、生地を裏返すときに使う「スパチュラ」など、付属品がついている商品もあります。専用のものがあれば、生地を均一に薄く伸ばしたり、さっと手早く裏返すことができます。
ただし、家庭にあるオタマやフライ返しなどで代用することも可能なので、付属品がセットになっているかどうかは、必要に応じて決めましょう!
迷ったらチェック!
おすすめのメーカー・ブランド
初めてクレープパンを購入する方も多いかと思います。ここでは、おすすめのメーカーやブランドをご紹介するので、ぜひご参考にしてみてください。
T-fal(ティファール):フッ素加工のパイオニア
1956年に、世界で初めてフッ素加工を施したフライパンを開発。今では当たり前ですが、その当時、食材がフライパンにこびりつかないということは非常に画期的でした。
その後も、圧力鍋やアイロン、電気ケトルなど、幅広いジャンルの商品を誕生させ、多くの人に愛用され続けています。
ティファールのクレープパンは、フライパンに熱が通ったことを知らせてくれる「お知らせマーク」が特徴的。クレープ生地をひっくり返しやすさも相まって、初心者でも使いやすいはずです。
Staub(ストウブ):フランスで愛される鋳鉄鍋を展開
ストウブは、フランスの北東部、アルザス地方で誕生しました。ストウブを代表する製品といえば、鋳物のホーロー鍋「ココット」。フランスの伝統的調理器具で、耐久性が高いので何世代にわたって使われるアイテムです。星付きレストランのシェフからも愛用されている優れもの!
クレープパンも鋳鉄製なので、熱伝導率が高く、生地全体を均一に熱することができ、焼きムラのないクレープ生地を作れますよ。
LODGE(ロッジ):アメリカを代表する鋳鉄鍋メーカー
1896年にアメリカのサウス・ピッツバーグで設立されました。創業当時より、キャストアイアン(鋳鉄)にこだわり、アメリカの鋳鉄鍋といえばロッジと言われるブランドです。
ダッチオーブンや、スキレット、グリドル、150種類以上のキャストアイアン商品を展開し、世界中のキッチンやレストランなどで愛用されています。
最近では、その武骨なルックスから、キャンパーたちの定番クッカーとして定着しつつあります。
管理栄養士からの購入アドバイス
【エキスパートのコメント】
はじめて作るなら表面加工タイプのものを
クレープが失敗する原因は、焦げたり、裏返すときに破れたりとさまざまです。はじめて作るならくっつきにくい表面加工タイプがおすすめです。ひっくり返しやすく初心者でも途中で破れにくいでしょう。
しかし、使用頻度が多いとコーティングがはがれやすくなるので注意が必要です。