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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。
音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。
現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。
エレクトーンの魅力は、ひとりでオーケストラやバンドのような盛大な演奏ができるところ。そんなエレクトーンの楽曲は難しいように感じますが、初心者でも弾ける楽譜はたくさんあります。この記事では、エレクトーン初心者用楽譜の選び方やおすすめの楽譜を紹介していきます。
ピアノ講師に取材しました!
エレクトーン初心者の楽譜の選び方
それでは、エレクトーン初心者の楽譜の基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】レベル・グレードに合わせたステップアップ方式で選ぶ
【2】知っている曲や好きな曲で選ぶ
【3】エレクトーンの機種で選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】レベル・グレードに合わせたステップアップ方式で選ぶ
どんなに弾きたい曲があっても、レベルが合わない楽譜であればエレクトーンが上達しません。自分レベルに合った楽譜を選びましょう。エレクトーンのレベルの目安は「グレード(級)」と呼ばれ、数が少なくなるほど上級者となります。10級を含めて初級と呼ぶこともありますが、10級は入門、初心者は9〜8級のグレードが一般的です。
8級向けの楽譜が弾けるようになったら、7級・6級の楽譜へと順番にステップアップしていきましょう。
【2】知っている曲や好きな曲で選ぶ
楽譜を探したい!と思う大きなきっかけのひとつが、「弾きたい曲」があるということ。弾きたい曲、つまり知っている曲や好きな曲は、イメージもつかいみやすく弾けるようになるプロセスも楽しみながら練習できるので、上達も早くなるでしょう。
J-POPや洋楽、アニメの主題歌や子どものリクエスト、ディズニー系など弾いてみたい曲を選んでみましょう。
【3】エレクトーンの機種で選ぶ
楽譜を入手する場合には、自分のエレクトーン機種に対応しているかどうか確認しましょう。ほとんどの楽譜には「音源データ」または「レジストレータ」と呼ばれる、エレクトーンで楽曲演奏するための「音色」や「リズム」などを設定したデータが添付されていますが、これらは機種固有のものもあります。そのためそのデータを読み込むことができる対応機種が限られるケースもあります。
とくにエレクトーンはピアノと異なり電子楽器なので、古いエレクトーンの場合、新しい楽譜の音源データが読み込めない場合も多くなっているので注意しましょう。
ピアノ講師がアドバイス
楽譜選びは使用機種とグレード表記をヒントに!
【エキスパートのコメント】
エレクトーンはひとりでも壮大なアンサンブル体験ができる稀有な鍵盤楽器です。クラシックからJ-POP、ロックにジャズまで専門家がアレンジした楽譜は数知れず。ジャンルを限らず自由に演奏を楽しむことができます。
楽譜を選ぶ際は演奏するエレクトーン機種と合うか、グレードと呼ばれる楽譜の難易度が初級レベルかを確認するようにしましょう。お気に入りの1冊を見つけてください。