フジテレビ系バラエティ番組『超逆境クイズバトル!!99人の壁』が、6日放送の番組冒頭で、解答権のないエキストラを番組に参加させていた問題について、1分間にわたりテロップでお詫びした。

フジテレビ本社=東京・台場

同番組では、100人の出場者を集めて収録すべきところ、人数が不足した場合に解答権のないエキストラを番組に参加させていたことを4月3日に公表。「番組が標榜している『1人対99人』というコンセプトを逸脱し、視聴者の信頼を損なう形となっていた」として、番組ホームページで事実関係を公表するとともにお詫び文を出した。

6日放送の冒頭では「過去の放送回において一部不適切な手法を用いて番組を制作していました」とした上で、「現在は、企画内容や出場者の選出方法を見直し、適切な方法で番組を制作しています。視聴者の皆様の信頼を損なう形となり、深く反省するとともに、番組をご覧の皆様、出演者、関係者の皆様に心からお詫び申し上げます。今後、より一層楽しんで頂ける番組になるよう、努めてまいります」とテロップで表明した。

この問題については、BPOの放送倫理検証委員会が5月15日、同番組を審議入りすることを決めている。

3カ月ぶりとなった6日の放送は、3密を避けるため、早押しアプリを開発し、壁の99人が全員リモート参加。阿部亮平(Snow Man)、 宇治原史規(ロザン)、 柴田英嗣(アンタッチャブル)、丸山桂里奈、みやぞん(ANZEN漫才)がチャレンジャーとして挑む。