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【この記事のエキスパート】
医療ライター・編集者:宮座 美帆
臨床工学技士国家資格保有。大学病院勤務後、ライターへ転身。現在は『kakotto.』を立ち上げ、医療・バイオ・ヘルスケア分野を中心に紙・WEB問わず執筆編集に携わっています。「難しい話を分かりやすく」をモットーに、心をじんわり温めるような記事作成をお届け。当サイトでは健康にかかわるグッズや医療機器などを紹介し、皆さまの健康増進のお手伝いを致します。
手が洗えない場面のご飯・おやつを食べる前、咳・くしゃみを手で押さえた際などにシュッとひと吹きすれば、ウイルスや細菌を消毒できるアルコール消毒液。この記事では、アルコール消毒液の選び方、キレイキレイやビオレuなどのおすすめ商品を紹介します。
消毒液を上手に使って感染予防をしよう
新型コロナウイルスの感染は、口からの飛沫が目や鼻の粘膜に触れること、またはウイルスが付いた手で口や目、鼻を触るときに感染するといわれています。飛沫を防ぐためにマスクを装着して会話をすることは当たり前になりました。
しかしさらに、ウイルスの感染を予防するためには、手で触れるものをあらかじめ消毒することが重要です。会社のドアノブやリモコン、携帯など自分以外の人が触れる可能性があるものや場所は消毒する、または触れたら手指を消毒するなどの習慣をつけるようにすることで、感染予防につながります。
参考サイト:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
消毒と除菌の違い
消毒液のパッケージでよく見る「消毒」と「除菌」ですが、この2つは似ているようで意味が全く異なります。
「消毒」はウイルスや菌を無毒化することで、薬機法に基づき、厚生労働大臣が品質・有効性・安全性を確認した「医薬品・医薬部外品」の製品に記されています。一方、「除菌」は菌やウイルスの数を減らすことで、「医薬品・医薬部外品」以外の製品についてよばれます。
※すべての消毒液、除菌液が新型コロナウイルスに有効性があるわけではありません。
参考サイト:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
アルコール消毒液の選び方
アルコール消毒液の選び方をチェックしていきましょう。医療ライター・宮座美帆さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのアルコール消毒液を選ぶために参考にしてみてください。
アルコール濃度70%以上のものを選ぶ
アルコール度数は商品を選ぶひとつの目安になります。
厚生労働省によると、「濃度70%以上95%以下のエタノール」で消毒することでウイルスに有効性があると認められています。アルコール度数60%台のエタノールで消毒した場合も一定の有効性が報告され、70%以上のエタノールが入手困難な場合は60%台のもので代用するようにしましょう。90%以上の度数はすぐ揮発してしまうため消毒には向いていないでしょう。
また、アルコール度数が高くなると、消毒したあとの手の乾燥が気になるところ。グリセリンなどの保湿成分が入った消毒液なら乾燥を防げるので、成分にも注目しましょう。
参考サイト:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
アルコール消毒液のタイプから選ぶ
自宅で使うなら「スプレータイプ」
スプレータイプは大容量のタイプが多く、会社や自宅など大勢が利用する場所に設置するのが向いています。スプレータイプはシュっとするだけで、手に素早く馴染み速乾性もあるため、不快感を感じることなく使用できます。
しかし、飛散しやすいので、周りに誰もいないことを確認し、なるべく手に近い位置からシュッと吹きかけて、まんべんなく手につくようにしましょう。飛散が気になる人はポンプから泡状の消毒液が出てくるタイプもあるのでチェックしましょう。
持ち歩きには「ジェルタイプ」がおすすめ
ジェルタイプは液に粘性があるため、手になじみやすく、保湿効果が高いのが特徴です。コンパクトサイズなので、会社や外出先など、手がすぐに洗えない場所でも使いやすいでしょう。
また、小さなお子様の食事前後や、公園で遊んだ後などにもサッと使えて便利なタイプです。ジェルタイプで消毒するときは少し多めの量を手にとり、まんべんなくなじませましょう。除菌シートを持ち合わせていると、ジェルのべたつきも摂ることができるので便利です。
手荒れしないよう保湿成分が配合されているかチェック
アルコール不足のため、各メーカーはアルコールの代わりに使える成分を使った消毒薬の製造を始めています。そのひとつが、アルコールに添加することでアルコールの効果を高めるとされているリン酸。
また、保湿成分のグリセリン配合の消毒液は手荒れがしにくいので敏感肌の方にもおすすめです。消毒液やジェルを選ぶ時には成分にも注目して選ぶとよいでしょう。
医療ライターからのアドバイス
期限切れなどにならないよう、必要な分だけ購入する
【エキスパートのコメント】
現在、新型コロナウイルスの全国的な拡大を受けてアルコール消毒液も品薄の状態が続いています。アルコール消毒液は、医療機関や介護施設、在宅医療を受けているお宅など、日常的に必要としている人がおり、欠かせない備品のひとつです。
品不足により困っている方のもとに届くよう、必要な量を必要な分だけの購入するようにしましょう。