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【この記事のエキスパート】
食生活アドバイザー、日本酒ナビゲーター、自動車ディーラー歴20年:田口 忠臣(TORA)
地元北海道の食材を使った商品開発のコンサルタント。発売した商品はビール、ドレッシング、醤油、甘酒、魚加工品、炊き込みご飯の素、スイーツなど。北海道を食と観光で応援したいと思っています。
現在はグルメ、日本酒、ワイン、観光情報のサイトで記事を執筆。時間のある時には、農家さんの手伝いをして農業の勉強もしています。
趣味はアウトドアと飲み歩き。特に日本酒が好きで、日本酒ナビゲーターの資格を所持。また、自動車ディーラーに20年以上勤めていました。
今回は、日本酒ナビゲーター・田口忠臣(TORA)さんと編集部で神奈川県のおすすめの日本酒をご紹介!現在、神奈川県内には14の酒蔵があり、どれも個性豊かな日本酒ばかり。お土産やプレゼントにも人気があります。ぜひ、甘口・辛口で飲み比べてみてくださいね。
丹沢山系のおいしい水で作られた神奈川の日本酒
知る人ぞ知る、豊かな水に恵まれている神奈川県。多くの蔵元で利用されているのが、丹沢山系を水源とする、相模川や酒匂川(さかわがわ)の伏流水です。
神奈川の水は時間が経っても、変質しにくい性質ももっています。その美味しい水を利用した日本酒は、料理を引き立て合う、クリアな味わいをもっています。
神奈川の日本酒の選び方
日本酒ナビゲーター・田口忠臣(TORA)さんに取材をして、神奈川の日本酒の選び方を教えていただきました。蔵元や精米歩合をよくチェックすることが大切です。
まずは蔵元を調べてみる
神奈川県の日本酒は、古文書によると江戸時代中期には行なわれていたとのこと。現在も酒造りを続ける神奈川県の蔵元は、それぞれにこだわりのある日本酒を作っています。蔵元の特色をみてみましょう。
食中酒を探すなら相模川沿いの蔵元を
相模川は、神奈川県を流れる一級河川。この川のまわりは広い平地となっており、稲作も盛んで、米を主原料とする蔵元も多く存在します。「久保田酒造」の「相模灘」は「米の旨味を生かしたバランスのよい食中酒」を目標として酒造りを行なっているとおり、味の深みや透明感が感じられるお酒です。
また「いづみ橋」を醸造している「泉橋酒造」は、酒米作りから醸造まで一貫して行なっています。昔ながらの仕込みで、冷酒、常温、お燗のいずれで飲んでもおいしいお酒です。
こだわりの日本酒を探すなら酒匂川沿いの蔵元を
酒匂川は一説によると、ヤマトタケルの出征時に、この川に酒を撒いて竜神に祈願したことが名前の由来とされている川で、日本三名水といわれる丹沢山系の河川です。相模川と同様、流域には蔵元が点在し、酒どころのひとつ。
「石井醸造」の「曽我の誉」は、日本酒の製法で3段仕込みが一般的ななか、さらにもち米で4回目の仕込みをするという手間をかけた4段仕込み製法で作られています。
精米歩合に注目しましょう
「精米歩合」とは、日本酒の原料となる酒米をどれだけ削って仕込みに使用しているかという割合を示すもの。米を削ることでたんぱく質や脂質、でんぷんといった、酒には「雑味」となる栄養素をそぎ落とすための工程です。大吟醸は50%以上をそぎ落としているので、米の価格以外にも手間と時間をかけた贅沢な酒といえます。
また、精米歩合60%の日本酒は、芳醇な香りと米の旨味を特徴としていて、こちらが好きという方もいるので、あくまでも精米歩合は選ぶ際の目安と考えましょう。
また、水へのこだわりも大切です。神奈川の日本酒は、上質な水で仕込まれたことによるクリアな味わいが特徴です。また、他県より平均精米歩合が高く、吟醸酒や大吟醸など華やかな香りが楽しめる質の高い日本酒が多く作られています。
熱燗にぴったりのお酒も豊富!
日本酒の味わい方のひとつとして、温度があります。「冷や」「ぬる燗」「熱燗」など聞いたことがあるかもしれません。しかし、実は、5度おきに「雪冷え(5度)」~「飛び切り燗(55度)」まで区切られています。川西屋酒造店の「丹澤山 麗峰」は飛び切り燗にしてもおいしく、飲んでいるうちに温度が下がっても楽しめるといわれています。
ほかに山廃造りや生酛造りといった燗に向いている酒もあるので探してみましょう。
ラベルの見た目で選ぶのもあり
結局どの日本酒を選べばよいかわからないという方は、「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」をしてみてもよいかもしれません。本やCDなどのジャケットが、その内容をあらわしているように、日本酒のラベル(瓶に描かれた酒名やデザイン)も酒のイメージを表現しています。
「このラベル、なんかいいかも」となにか感じるものがあれば、ぜひ試してみましょう。
辛口や甘口など味で選ぶ
全体の60%の人が日本酒を選ぶ基準に置いた「味(味わい)」ですが、日本酒の表現でよく使われる辛口、甘口。
辛口は「口当たりがシャープで、飲んだ後にすっきりしている」という味わいであり、甘口は「口当たりが柔らかく、飲んだ後の余韻を楽しめる」という味わいのことを指します。ですから最近は、「甘口」といわず「うま口」と表現されることもあります。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)