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【この記事のエキスパート】
ワインエッセイスト、ギフトソムリエ:Papp Hideko(パップ ヒデコ)

ワインエッセイスト、ギフトソムリエ:Papp Hideko(パップ ヒデコ)

WSET認定Higher Certificate(Level.3)、食品メーカーにてフランスワインインポーター▶広告代理店CR局コピーライター プランナー ディレクターを経てハンガリー(ブダペスト)移住。

コスメ、ビューティ、ファッション、インテリアグッズ、文房具とありとあらゆる商品のコピーライティングを手がけてきた経験から様々な商品知識に精通し、ギフトセレクト系記事も多数執筆。メディア等現地メディア・フィノマガジン ハンガリーワイン専門サイト/フィネスワインピアを自らWEBサイト制作し運営中。

在ブダペスト・ワインエージェント”クルティエ“。一般社団法人国際芸術文化交流日本ハンガリーワイン協会ハンガリー支部・理事。日経xwomanアンバサダー。ブダペスト&東京でワインイベント企画多数開催。ワイナリー取材撮影を精力的に行いハンガリーのワインメディア雑誌にも出演。


イラスト、絵画、大人の塗り絵など、気軽に水彩画を楽しめる水彩色鉛筆。プロも愛用するステッドラー、ファーバーカステルなど人気メーカーから、安くて手が届きやすいノンブランド品まで幅広くラインナップ。ここでは、淡い・鮮やか・ぼかしも自在に描ける水彩色鉛筆の選び方とおすすめをご紹介します。

子供から大人まで楽しめる! 表現力で作品の幅が広がる
水彩色鉛筆とは?

水彩色鉛筆とは、ひとことで言うと「水で溶ける色鉛筆」のこと。見た目は普通の色鉛筆ですが、色を塗った部分に水を一滴垂らすとパッと色彩が広がり、まるで水彩絵の具のような色味に仕上げることができます。

色鉛筆だけでは出すことができないようなタッチや技法が楽しめるので、子供から大人まで、初心者からプロまで楽しむことができます。もちろん、普通の色鉛筆としても使えます。水彩画風の絵手紙を描いたり、最近人気の大人の塗り絵を水彩画タッチで仕上げていくのも素敵です。

塗り絵をやるもよし、水を使って表現を楽しむもよしの万能色鉛筆です。

初心者も必見!
水彩色鉛筆の選び方

まずは、水彩色鉛筆の選び方をみていきましょう。初心者でも、ここで紹介するポイントをおさえればお気に入りが見つかりますよ!

描きたいタッチで「芯の硬さ」を選ぶ

水彩色鉛筆を選ぶときは、まずは芯の硬さから選んでいきましょう。水彩色鉛筆のような特殊色鉛筆には、軟質・中硬質・硬質と3つに分類されます。目安となる硬度記号とともに、それぞれの特徴と向いている塗り方や技法について解説しましょう。

硬質(B~2B)|こまかい描写・鉛筆の質感を楽しめる

【特徴】
●色鉛筆の質感を残しつつ水彩画風に仕上げることができる
●芯の減りがおそいのでコスパが高い

【向いている作品】
●線密描写のイラスト、デッサン
●大人の塗り絵
●中軟質・軟質に比べると水に溶けにくいものもあるので注意

【こんな人におすすめ】
●色鉛筆の塗り方や技法をマスターして、少し違ったタッチに挑戦したい方
●線画に向いているため、子供よりもやや大人向き

こまかい箇所を塗る大人の塗り絵や線画などにはおすすめですが、反対に広い面を塗るような作品には向いていません。

中硬質(5B~6B)|幅広い表現が可能

出典:Amazon

【特徴】
●直接紙に描いたり、水筆で直接色を取ったりと幅広い技法を楽しめる
●硬質より水に溶けやすい
●色鉛筆と水彩画の両方のタッチを描ける
●求めやすい価格帯

【向いている作品】
●イラスト、デッサン全般
●塗り絵

【こんな人におすすめ】
●色鉛筆と水彩絵の具、どちらとしても使いたい方
●芯が硬すぎず、未就学児にも使いやすい

硬質より水に溶けやすく、軟質よりはっきりとしたタッチで線を描けるいいとこどりが魅力の硬さです。

軟質(10B)|やわらかく使いやすい・色鉛筆ならではの風合い

出典:Amazon

【特徴】
●ガラスや金属、プラスチックなど紙以外のかたい面に描けるため、工業用にも活躍
●硬質より水に溶けやすい
●色鉛筆と水彩画の両方のタッチを描ける

●太くてナチュラル感のあるラインが描ける

【向いている作品】
●塗り絵
●絵葉書

【こんな人におすすめ】
●色鉛筆と水彩絵の具、どちらとしても使いたい方
●筆圧が弱くても描けるため、小さな子どもにも

やわらかい芯を守るため太い作りになっていて、こまかいところを塗るのには適していません。その分、太くてナチュラル感なラインが描けます。

用途にあわせて「色数」を選ぶ

水彩色鉛筆を選ぶにあたり、つぎに重要なのは「セット本数」。12色・24色・36色・120色などさまざまなセットが販売されていますが、どのくらいの色数が使い勝手がよいのか迷いますよね。色数は、描きたい作品と、自分の絵画レベル(難易度)で選んでいきましょう。

基本の色は「12色」でそろう

出典:Amazon

小学校でも使っていたのが、この12色セット。赤や青、緑、黄色などはもちろん、うすだいだい色、黒色なども含む基本の色数です。基本の12色さえあれば、色の濃淡は筆圧で調整することができます。

ただし、少ない色数でさまざまな濃淡を出すのは、少しテクニックがいる技法。初心者にとっては難しく感じるかもしれません。シンプルな色使いのみでイラストを描きたい方や、基本の色があれば十分に楽しめる子供用の塗り絵などにはぴったりです。

迷ったときは「24色・36色セット」を選ぼう

出典:Amazon

基本の12色セットに、色の濃淡の種類がプラスされたのが24色・36色セットです。水彩色鉛筆セットを選ぶときに、何色セットを選べばいいのか迷ったら24色か36色を選ぶのがおすすめ!12色セットは、はじめて使う方にとっては、色数が少なく使いにくく感じることもあります。

24色ならある程度の色味がそろっていて、36色になると同系色で明度の異なる色も入っています。水彩色鉛筆は絵の具のように微妙な色合いを出すのが難しいため、色数がそろっているものを選ぶと比較的使いやすいです。初心者さんにもおすすめですよ!

「120色」セットはイラストの表現がさらに広がる

出典:Amazon

水彩色鉛筆の商品のなかには、120色セットなど100色以上がズラリと並んだセット商品もあります。絵を描いたり色を塗るとき、ひとつの色で濃淡を調整して重ねるよりも、単色を重ねていく方が仕上がりがきれいになります。

また、色数が多い商品は大人の塗り絵にもおすすめ。塗る箇所がこまかくたくさんあるので、微妙な色の違いが出てキレイな作品に仕上げてくれます。

「単色」でバラ売りされているか事前チェックしておこう

出典:Amazon

水彩色鉛筆を選ぶときは、セット売り以外に単色でも購入できると便利です。個人差がありますが、好きな色やよく使う色だけ減りが早くなってしまうもの。色名が同じでもメーカーが違うと発色が違うこともあるため、同じメーカーの単色を選んだほうがいいでしょう。

画材用品を展開する大手メーカーの商品ならセット以外に単色で販売していることも多いため、事前にチェックしてみてください。

持ちやすい「軸形状」を選ぶ

水彩色鉛筆の軸形状には六角形、丸軸、三角形の商品が多く展開しています。どの形状が持ちやすいかは個人差がありますが、六角形と丸軸の色鉛筆は、鉛筆を持つ人差し指、親指、中指の3本指が軸にしっかりと触れていると安定して持つことができます。

三角形の軸は、子供にもおすすめ。子供向けの鉛筆では、三角形の軸が正しい持ち方を学べるとされています。色鉛筆デビューの子供にもおすすめの形状です!

使うシーン合わせて「ケース」を選ぶ

出典:Amazon

【ケースのおもな種類】
●布
●缶
●筒状の紙
●木箱

色数や芯の硬さが選べたら、ケースにもこだわってみましょう。ケースは、使うシーンを思い浮かべて選んでいきましょう。

屋外でスケッチを楽しみたい方は、携帯しやすいケースに入っているものを選んで。色みを確認しやすい平型の缶入りや、立てて置ける筒型のケースも人気です。おしゃれな木箱ケースは、持っているだけでも気分があがります。絵画が趣味の方やプレゼントにもおすすめです。水筆やスポンジなども持ち運ぶなら、荷物の量も考慮してケースを選んでみてください。

なお、ケースは商品の価格も左右します。木箱は比較的値段が高く、紙・缶は安い商品が多いです。価格とのバランスも考えて選んでいくといいですよ。

ステッドラー・ファーバーカステル・三菱鉛筆は定番中の定番
おすすめの人気メーカーはこの3つ!

今やダイソーやセリアなど100均でも買える水彩色鉛筆ですが、人気のブランドはやっぱり品質も優秀。プロにも愛用者が多い、ステッドラー、ファーバーカステル、三菱鉛筆の3つの人気ブランド(メーカー)を紹介していきます!

ステッドラー(STAEDTLER)

ステッドラー 色鉛筆 カラトアクェレル 水彩色鉛筆 36色 125 M36:

出典:Amazon

ステッドラーは、文具や製図用品、画材を取扱うドイツの文具メーカー。2歳から使えるジュニア色鉛筆『Noris junior』など、幼児期から使える商品も人気です。

ステッドラー独自の三角形状を採用した柄は、すべらず手によくフィットします。鮮やかな発色とソフトな書き心地が魅力です。

ファーバーカステル(FABER-CASTELL)

ファーバーカステル カラーグリップ水彩色鉛筆 48色(缶入) アクセサリー付 112448:

出典:Amazon

鉛筆といえばファーバーカステルといっても過言ではないほど、歴史ある鉛筆メーカー。色鉛筆のラインナップも豊富で、子供や学生、プロアーティスト向けの商品まで数多くそろえています。水彩色鉛筆もその品質は確かで、色彩の鮮やかさと水彩画のような表現を両立させています。プロにもファンが多いファーバーの色鉛筆は、入学祝いなどプレゼントにもおすすめです。

三菱鉛筆

三菱鉛筆 水彩色鉛筆 ユニウォーターカラー 24色 UWC24C:

出典:Amazon

三菱鉛筆は、日本を代表する文房具メーカー。『uni』シリーズのボールペンやシャープペンシルは誰もが一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。そんな三菱鉛筆の水彩色鉛筆は、教育機関でも採用されているところも多く、幼児期から使う色鉛筆としてもおすすめです。

塗り絵デビューにぴったりの12色セットや、プロ向けの100色セットまでさまざまなラインナップです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)