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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。

住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。

整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。

多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座


印刷用のほか、イラストや漫画、製図を描く、工作に使うなどさまざまな使い道があるケント紙。この記事では、ケント紙のおすすめと選び方のポイントをご紹介します。KMKケント、バロンケントなど種類ごとの違いも掲載。記事の後半には、通販サイトの最新人気ランキングもあります。

ケント紙とは? 特徴や画用紙との違いも解説

出典:Amazon

ケント紙とは、製図用に開発された画材用紙のひとつで、一般には化学パルプ100%を原料としています。画用紙とは異なり表面の凹凸が少なく滑らかなのが特徴で、製図や名刺作成、イラストや漫画の原稿用紙、印刷用コピー用紙として多用途に使われています。裏表を判別するのが難しいのですが、手で触ったときに若干滑らかな触り心地の方が表になります。

イラストや製図用に使う際は、鉛筆やペンで描いてもにじみにくく、こまかい線まできれいに描けるのが魅力。絵の具との相性もよく扱いやすいです。一方で、画用紙と違って吸水性が低いため、水彩画にはあまり向きません。

製図、イラスト、印刷用にも!
ケント紙の選び方

まずはケント紙の選び方をチェックしていきましょう。一級建築士・神村さゆりさんのアドバイスも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。ポイントは下記の5つ。

【1】製図向きなのはなめらかな「KMKケント」
【2】印刷向きなのは発色性の高い「バロンケント」
【3】練習向きなのは安価な「ホワイトピーチケント」
【4】こまかい描画向きなのはにじみにくい「BBケント」
【5】印刷するなら厚さのチェック

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】なめらかな「KMKケント」は製図向き

出典:Amazon

ケント紙にもさまざまな種類がありますが、そのなかでも表面がなめらかでツヤがあるのが「KMKケント紙」です。かための質感で、表面が毛羽立ちにいため消しゴムかけに強く、紙が破れたりシワになったりしにくいメリットがあります。

また、にじみにくい特徴があり、製図ペンの墨入れでも発色がよく、精密な線を描きやすいため、製図用のケント紙を探している方におすすめです。

【2】発色性の高い「バロンケント」は印刷向き

出典:Amazon

「バロンケント紙」は、表面の強度が強くやや凹凸があり、ザラついた手触りが特徴です。印刷をしたり、文字を書いたりするのに向いています。発色がよいのでイラストを印刷したり、水彩画に使用したりすることも可能です。

【3】安価な「ホワイトピーチケント」は練習用に

出典:Amazon

学校教材などに使われているピーチケントの白色度を高めたものが、「ホワイトピーチケント」です。ケント紙のなかでもコストパフォーマンが高く、イラストやデザインの練習用など、たくさん使用したいときに向いています。

薄くてざらつきがないので、鉛筆やボールペン、万年筆など筆記具を選ばず印刷用紙としても使いやすいです。

【4】にじみにくい「BBケント」はこまかい描画に

出典:Amazon

「BBケント」は表面の強度が高くにじみにくいので、彩色もムラになりにくい特徴があります。きめこまかな線やデッサンを描きたいときには、線がにじまないのでBBケント紙がぴったり。

材質にコットンがふくまれているため、上質なケント紙と位置づけられることもあるほど、ほかのケント紙よりもコストが高めになっています。

【5】印刷用なら厚さもチェック

出典:Amazon

ケント紙は、普通紙より厚めに作られています。紙に厚みがある分、なかには専用のプリンターでないと印刷できない場合があるので注意が必要。

インクジェットやレーザープリンターで印刷できるかを確認しておきましょう。

一級建築士からのアドバイス
ケント紙の利点を理解し、美しい仕上がりを求める

【エキスパートのコメント】

表面がなめらかで細い線もきれいに描くことができるケント紙は、漫画やプレゼン製図を描くのに適しています。名刺にもよく使われます。にじみが少なく、発色がよいのですが、水彩画などの微妙なぼかしなどには向いていません。

200gなどの重さ表記は1平方メートル1枚当たりの重さで、当然重いほうが厚みがあります。厚いほど丈夫ではありますが、プリンターに入らなくなるなどのデメリットもあるので注意してください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)